びーびーの記録

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【WoWS】パンアジア特別駆逐艦旅順の性能や使用感について

次のVer.12.7から始まる造船所の最終報酬として、Tier10特別駆逐艦旅順(りょじゅん・Lüshun)が実装されます。全35フェーズで、最低7,000ダブロンを払えば最終フェーズまで到達できます。

 

今回は造船所の最終報酬である旅順について、性能や使用感を書いていきたいと思います。

 

 

性能紹介

パンアジア特別駆逐艦旅順(りょじゅん)

 

 

抗堪性

装甲レイアウト

HP20,500とZ-52やデアリングといった万能駆逐艦と同じくらいのHPをしています。艦長スキル「抗堪専門家」を取得することでHP24,000まで(強化スキルの場合24,500)高めることが可能です。

 

装甲について特筆することはありません。強いて挙げるなら主砲の正面のみ20㎜の装甲がありますが誤差レベルです。船体19㎜上部構造物10㎜の至って普通の駆逐艦です。

 

 

主砲

130㎜連装砲2基4門

主砲の名称こそ違いますが性能はグロゾヴォイが搭載しているものと全く同じです(使用している弾は同じ)。ソ連駆逐艦のような低弾道高弾速の弾を撃ち出すことができ、射程を伸ばしてもそれなりに命中を期待できる優れた主砲となっています。また、全周砲塔となっており動きの制限が少ないのもポイントが高いです。

 

艦首艦尾にそれぞれ1基ずつ計4門と少し物足りなさを感じますが、装填時間はわずか1.7秒と短く、門数の少なさを補うに余りある圧倒的弾幕を展開し敵艦に圧力をかけることができます。

 

上述の通り強力な主砲であるからかダメージ面で調整がなされており、HE最大ダメージ1,400(火災発生率5%)・AP最大ダメージ2,200と、ソ連駆逐艦のものより弱体化されております。HEは春雲に並ぶ低威力となっておりガッカリしますが(それでもハランドと同じくらいのダメージは出せる)、APについては一般的な駆逐艦とほぼ変わらないダメージを出せるため強力なダメージソースとなります。

 

 

魚雷

5連装2基10門搭載

パンアジア駆逐艦らしい深度魚雷を搭載しています。威力はユエヤンとほぼ変わりませんが、射程11㎞と若干短く感じます。装填時間も遅いため少し使い辛さが目立つかもしれません。

 

とはいえ最低限の性能はクリアしており、敵艦艇に圧力をかけるのには十分と言えます。

 

 

対空火力

継続ダメージ

 

爆発数

直上の哨戒戦闘機を落としきるくらいはこなせます。ミッドウェイの爆撃機1中隊12機で3回攻撃される程度の対空火力です。

 

 

機動性

機動性

ちょっと悪いです。消耗品について後述しますが、エンジンブーストを搭載していないため足の遅さが目立ちます(デアリングのような加速優遇も無い)。魚雷回避ついては水中調音を搭載しているため滅多に当たることはありませんが、航空雷撃の対応は若干キツめです。

 

 

隠蔽性

 

最良で水上発見5.6㎞航空発見2.4㎞とかいうバケモノでしたが、調整の結果ナーフされ水上発見5.8㎞航空発見2.7㎞となりました。

 

 

消耗品

消耗品

一般的な駆逐艦が搭載する発煙装置やエンジンブーストを持っておらず、代わりに重修理班と水中調音を搭載しております。

重修理班

重修理班とは、通常の修理班とは異なり秒間回復量は少ないものの効果時間が長く、最終的に通常より多く回復ができる修理班のことです。既に実装されている研究局艦艇のセヴァストポリが持っているものと同一ですが、こちらはクールタイムが120秒と少し使いやすく設定されています。

 

艦長スキル「抗堪専門家」取得時、1回の回復で通常7,200(旗込みで8,640)回復できます。使用上限の3回フルで回復できることは稀なものの、普通に使っても2.5回分くらいは回復できます。Tier9ネウストラシムイと同じ、いわゆるゾンビ駆逐です。

 

水中調音

艦艇発見距離5.5㎞魚雷発見距離3.8㎞と、通常のソナーより少し性能が良いものとなっております。中Tierのドイツ巡洋艦や洛陽が持っているものと同じです。Z-52のモノより性能は落ちるもののスペックは十分です。

 

テスト時は最良5.6㎞から放たれる5.5㎞水中調音というあまりにも馬鹿げた性能をしており数多の駆逐艦を葬ってきましたが、ナーフにより最良隠蔽距離が悪くなったためその影響力は(おそらく)少し下がりました。とはいえ、最良5.8㎞の5.5㎞水中調音でも十分強力と言えます。

 

 

使用感

 

ソロで扱いやすい

対駆逐寄りの万能駆逐艦

 

多くの駆逐艦に隠蔽で先手を取り、砲駆であれば引き込みつつ迎撃・雷駆ならば水中調音を使って強引に勝負へ持っていける隙の少ない艦艇です。

 

他の水中調音持ちと比較して生存性を修理班で担保しているため動きの自由度が高く、柔軟性の高い動きで敵の駆逐艦に対応・撃沈しやすくなっております。反面、煙幕が無いため空母に粘着されると厳しいです。

 

HE火力が露骨に低いため思ったより削れない場面もありますが、水中調音による煙幕停止による受けを許さない攻撃性と回復を見越した強引な動きが上手くかみ合っておりやりたいことが決まりやすいです。

 

対駆逐しかできないかと言えばそんなことは全然無く、良好な弾道を生かした中遠距離からの玉入れは無視できない火力です。HEによるダメージは(火災込みでも)低いもののAPのダメージは斉射2,000程度は出るので積極的な弾種切り替えは必須です。

 

 

(参考1)アップグレードと艦長スキル

スロット6は射程でも良い
しかし対駆逐という本分を考えれば装填の方がベター

 

色々試したが結果的にほぼテンプレのような構成に落ち着いた
17ポイントはほぼ固定(予防整備/最後の抵抗/抗堪専門家/アドレナリン・ラッシュ/隠蔽処理専門家/無線方向探知)
危険察知:装填の早さから常にスコープを覗いて撃ちたいのでヘイト管理の重大な指標となる
爆発物専門家:余ったポイントで取る程度、火災発生率底上げのお守り
管理:修理4回目は使いきれないし水中調音4回使うほど依存度は低い
主砲対空兵装技術者(基本射撃):スロット6で装填を取ってなければ程度、アプグレ取った方が効率は良い
主砲対空兵装専門家(上級射撃):戦艦への弾入れが捗るが駆逐に詰めるときの発砲ペナルティ悪化が地味につらい
喧嘩屋:あれば嬉しいが必須ではない、優先度低
幻惑:あれば嬉しいが喧嘩屋以下


(参考2)使う上で気を付けること、駆逐艦で旅順を相手取るときに注意すること

 

使う上で気を付けること

丁寧なエイム

対駆逐で撃ち負ける場合はエイムが悪いからと考えるべし。被ダメージは修理班でどうとでもなるのでリソースはエイムに割いた方が良い。

 

大型艦の射線の理解

被ダメージはどうとでもなるといったがそれはあくまで敵駆逐の攻撃についてのみ。戦艦や巡洋艦の弾はしっかり避けるか射線を切る動きを取るべし。

 

水中調音の使い道

攻撃的に使うことが多いが、戦線維持のために使うと守りが固くなる。島裏の艦艇スポットを安全に行ったり潜水艦のとおせんぼうをしたりと使い道は幅広い。その場で必要なことを考えて立ち回るべし。

 

 

駆逐艦で旅順を相手取る上で気を付けること

水中調音に注意

煙幕停止や島で視界を切る動きは水中調音のおやつになりやすい。幸い足が遅いためしっかり距離を取るか味方の射線が通る位置に引きずり出すべし。

 

1vs1は避ける

煙幕の無い駆逐艦を倒す鉄板対応として、発砲ペナルティを味方に拾って貰って煙幕射撃で迎撃というものがある。つまり接敵の可能性がある場面では味方の視界が通っているところを選ぶようにするべし。