ランダム戦で駆逐艦に乗ろうと思ったとき、マッチ待機画面に『空母:2』の表示を見て港に戻られる方は多いのではないでしょうか。
たしかに、新空母になって登場した攻撃機(ロケット)によって駆逐艦は厳しい状態に追い込まれています。艦載機がリロードされることで箱にならず戦闘中ずっと艦載機が飛び続けている空母マッチ、ですがそんな環境だからこそ駆逐艦の腕の差で一方的な戦場になることも珍しくありません。
今回は、そんな空母マッチでどうすれば駆逐艦が活躍できるのか、そもそも、空母マッチにおける駆逐艦の役割とは何かということについて書いていきたいと思います。
空母マッチで駆逐艦が必要ない、なんてことはない
「空母がいれば駆逐艦なんていらない」とか、「空母のせいで駆逐艦の存在意義がなくなった」などのコメントを見かけますが、これはまったく的外れな見解です。
空母が必ず3隻マッチングしたり、クラン戦のように12人全員が意思疎通を完璧にこなすような戦場ばかりであればこのようなコメントが出てくることも頷けますが、ランダム戦のレベルはそこまで高くありません。
そもそもなぜそんなコメントが出るのか
ではなぜそんなコメントがでるのか。それは空母の役割と駆逐艦の役割が著しく被っているからです。
具体的に上げるとすれば、敵艦のスポットと敵大型艦に対する攻撃力であります。どちらも本来は駆逐艦が持つ重要な役割であり、プレイの醍醐味であると言えるでしょう。
空母がいることで駆逐艦は役割を取られ、プレイの幅が狭まり、このようなコメントが出てくるものと考えられます。
しかし、駆逐艦にできることがすべて空母に奪われてしまったかと言えばもちろんそうではありません。
駆逐艦だからできること
スポット
隠蔽を生かしたスポットです。空母に奪われた役割ではありますが、それはあくまで一部分。空母は艦載機を1中隊しか出すことができないため、スポットは限定的になります。
駆逐艦は、そんな限定的なスポットの隙間をカバーすることができます。
もちろん敵艦載機が偵察に来る関係上、普段より位置は引き気味になりますが、それでも高い隠蔽を使って無償で敵をスポット出来るのは駆逐艦だから出来ることでしょう。
占領ポイントの占領
スポットと似ていますが、隠蔽を生かした占領になります。付近にレーダー艦がいない場合に限り、煙幕による占領も可能です。
空母マッチでは戦艦を主体にして戦線自体を押し上げ占領することが最も合理的ですが、マッチアップした艦艇によってはそれができない場合も十分にあります。そもそも、味方艦がそのように動いてくれる保証もどこにもありません。
占領をかすめ取ることができる機動性と隠蔽を持ち合わせているのは駆逐艦だけです。
魚雷による攻撃
敵が対空圏を意識した艦隊行動をとっている場合、どうしても航空攻撃では対処しきれません。そのようなまとまってのプッシュに強いのが魚雷攻撃です。
敵艦隊の統制を乱すことができ、敵艦艇が戦線を上げ辛くなります。一部巡洋艦も魚雷を使うことは可能ですが、駆逐艦のような長射程高火力の魚雷を投げられる巡洋艦は少ないです。
実際の戦術・立ち回り(参考)
以下、私がプレイしている際に意識して行っていることをご紹介します。もちろんこれが全てではありませんが、参考にしていただければ幸いです。
試合序盤、敵艦載機が見えるまでラインを上げないようにする
試合序盤にヘルスを削られると出来ることが減ってしまいます。対空支援を受けられない位置で攻撃機に見つかることは最悪の状況と言えます。
試合中盤までは絶対に発見を付けられないようにする
敵ミニマップに自身の艦影を付けないように動きます。普段空母に乗っている身からすると、中盤までに見つかっていない駆逐艦は意識の外に行きやすく、また、索敵の目安も占領されているかどうか程度しか分からないため非常に厄介です。
常に敵艦載機の位置をミニマップで確認する
敵艦載機の位置を見て自身に被害が及ぶかどうかを考えながら動きましょう。明らかに航空攻撃が来ないのにビクビクして戦線を上げないのは非常にもったいないです。敵艦載機の動きを読み違えても最悪煙幕で何とかなります。大胆かつ慎重に動きましょう。
空母分隊には気を付ける
空母を含む分隊を相手にするときは細心の注意を払いましょう。相手はこちらの大体の位置を把握しており、脅威になると判断した場合見つけるまで索敵を続けることでしょう。そういった場合は諦めて反対戦線に転進しましょう。
絶対に沈まない
絶対に沈まないようにしましょう。沈まない限りチャンスは訪れます。序盤では駆逐艦に意識を向けている空母も多いですが、中盤になるにつれて駆逐艦に対応している場合じゃなくなることも多いです。その状況で活躍するためにも沈んではいけません。
おわりに
空母なしマッチでも空母ありマッチでも、変わらず活躍できるプレイヤーになりたいものです。