びーびーの記録

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【WoWS】クラン戦振り返り~シーズン16:アルバトロス~

今シーズンもクラン戦お疲れさまでした。クラン[JC]は前シーズンに引き続きトップリーグのハリケーンに到達することが出来ました。このまま常連になることを目指していきたいところです。

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前シーズンに引き続きハリケーン到達!

 

さて、今回は前シーズンに引き続き空母無し・同艦艇の使用禁止という制限でした。以前のシーズンから多くのTier10艦艇が追加された今シーズンでしたが、果たして環境に変化は訪れたのか⁉

 

というわけで編成や艦艇の考察を中心に振り返っていこうとと思います。

 

 

 

今シーズンの特徴

  • 空母無し、戦艦2隻まで
  • 同一艦艇の使用禁止(同じ艦艇は1隻まで)
  • アーリーアクセス艦艇の使用は可

 

基本的に前シーズンと同じです。今シーズンは一度だけ艦艇制限が追加されましたがそれについては後述。

 

 

今シーズンで追加されたTier10艦艇

  • インコンパラブル
  • フォレストシャーマン
  • プロイセン
  • デルニー
  • ジナン(アーリーアクセス後、正式実装)
  • レゴロ(アーリーアクセスのみ)

ツリー艦艇の置き換えで2隻、リソース艦艇の追加で2隻、アーリーアクセスというダブロンの暴力が2隻の計6隻追加されております。

 

 

シーズン開幕~艦艇制限が追加されるまで

 

クラン戦が始まった初期は前回シーズンの編成が流行っていたと思います。マップの変更こそあれ不利を取ることも少なかったです。新艦艇の絶妙な使いづらさも相まって環境に変化はないかと思っていた矢先、メタが回り始めました。

 

前回シーズンでも少し流行った、駆逐3隻編成です。

 

スモランドやマルソー、クレベール、ラグナル、デルニーといった撃ち合いが強い駆逐艦を主体に機動戦を仕掛ける編成が段々と増えていきました。

 

編成の具体例を挙げるとすれば、たとえばスモランド/マルソー/クレベール/ペトロ/モスクワ/クレムリン/オハイオといった編成です。対駆逐戦で強めに当たってキャプ有利取ってポイント勝ちを狙う戦術が主流でした。

 

よく使われていたペトロやナポリが巡洋艦とは思えない程の耐久力と影響力を発揮していたせいで積極的に有利を取れるのが駆逐戦だけだったと考えられます。

 

そうして環境は対駆逐艦のメタが回るようになります。その後駆逐艦4隻編成、駆逐艦5隻編成なんていうのも開発され、世はまさに大駆逐艦時代といった様相が繰り広げられるようになります。

 

 

そんな中、公式より制限の追加が発表されます。

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ペトロ使用禁止!

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前シーズンでも猛威を奮っていたのは明らかでしたので禁止になることは分かるのですが、なぜ3週間経ってシーズン中盤となるこのタイミングで禁止にしたのか。その意図が分かりませんでした。

 

 

 

ペトロ禁止後~ 煙幕戦術の台頭

 

ペトロはレーダー艦艇でありクロス射線の起点にもなれるのに撃沈されづらいという超有能艦艇でした。故にその役割を肩代わりできる艦艇は当然いるわけもなく、編成に大きな変更を余儀なくされました……とはなりませんでした。

 

敵味方互いに使えないのであまり問題がありませんでしたし、駆逐艦目線で言えば楽になったといえます。そのため編成の傾向は変わらず駆逐艦重視の編成が多かったです。

 

しかしその中である戦術が台頭し始めました。表題にある通り、煙幕戦術が復権したのです

 

駆逐艦多めの編成にするほど長距離レーダー持ちの艦艇は減っていくため煙幕で火力を出しやすくなります。煙幕内に何を入れるかは戦術次第ですが、よく見られたのはシュリーフェンを隠して副砲乱舞させるものでしょうか。

 

撃たれ弱いシュリーフェンを煙幕で隠すことにより高いラインを維持させ戦線を構築する戦術はどの艦種にも強く出られました。

 

そうして環境は駆逐艦3隻編成を中心とし、それをさらに多くの駆逐艦で叩きのめす駆逐艦大量編成、レーダー艦艇が少なくなったことを利用して煙幕を上手に使う煙幕編成の三つ巴となりました。

 

具体的な編成例を挙げていきます。たとえば駆逐艦大量編成はスモランド/マルソー/クレベール/デルニー/ハバロフスク/クレムリン/インコンパラブルなど。

 

たとえば煙幕編成ではスモランド/デルニー/サマーズ/モスクワ/スタグラ/クレムリン/シュリーフェンなど。

 

上記に挙げた編成は一例で、前シーズンのように完全ミラー編成のような試合はかなり少なかったです。駆逐艦だけで見ても色々な組み合わせがあり、たとえばマルソークレベールなのかデルニーハバロフスクなのか、ラグナルを使うかなど。編成の方向性はあまり変わらないものの実際に使用する艦艇の幅はそれなりにあったと思います。

 

ちなみに[JC]での編成はスモランド/サマーズ/デモイン/モスクワ/ナポリ/クレムリン/シュリーフェンの煙幕編成でした。

 

 

参考:[JC]編成艦艇簡単解説

スモランド

隠蔽レーダーが出来るくせに主砲の火力も高く、修理班で持久戦もこなせる万能艦艇。エリア周りの攻防・島裏射撃・魚雷など、あらゆる場面で役割を持てるため採用しない理由の方が少ない。どうしてこいつがBanされないのか不思議でしょうがないが、されたらされたで面倒なのでこのままで良いよ。

 

サマーズ

アメリカ謹製煙幕が使える中で最も機動性に優れた駆逐艦。個人的にはギアリングの方が好みではあるが、ソ駆や仏駆との接敵時に逃げられる機動性がある方が有利のためこちらを採用。採用した駆逐艦2隻とも販売停止艦艇ってどうなのさ。

 

デモイン

火力兼レーダー要員。基本は煙幕でごまかしつつ島裏で頑張る一般的なデモイン。クレムリンに縦から3万吹き飛ばされたりするので無理は禁物。火力が出せれば強い。

 

モスクワ

火力兼レーダー要員。プッシュも引き撃ちも出来る万能艦艇。ペトロとの差別点はHE火力の高さ。弾道の良さから対駆逐艦でも活躍を見込める。50㎜装甲は偉大。

 

ナポリ

1vs1の申し子。レーダーこそ持たないものの単独で戦線を押し上げられる装甲・隠蔽・機動力を持つ。主砲火力に決定力こそないものの盤面構築力はピカイチ。いけるかいけないかを判断するための経験値が最も必要と思われる。

 

クレムリン

60㎜装甲を持ち30㎜強制貫通が出来るプッシュで強い艦艇。狙った戦術や強いこだわりが無い場合この艦艇は絶対に入れた方が良いと断言できる強さを誇る。

 

シュリーフェン

副砲最強戦艦。いざという時の魚雷もあって接近戦では無類の強さを誇る。撃たれ弱いため安置の確保は必須。隠蔽≒副砲のため駆逐艦に嬲られずらいのは評価ポイント。分類的にはナポリと一緒。

 

新規追加された艦艇に対する個人的な評価

インコンパラブル

数えるほどしか見かけませんでした。良好な隠蔽と機動力を持ち合わせてはいるものの撃たれ弱いというのはクラン戦では致命的なのかもしれません。引き側に置かれると高い隠蔽と機動力から撃沈できないので面倒という感想。特別強くは感じませんでした。

 

フォレストシャーマン

数えるほどしか見かけませんでした。ソナーが活かせるなら採用もアリかもしれません。煙幕を撒くならサマーズでいいし主砲で火力を出すなら春雲で良いという印象。ハマれば強いのかもしれませんが、その状況を用意しなくても強い駆逐艦は数多くいます。つまりコスパが悪い。でも個人的にキライジャナイヨ。

 

プロイセン

シーズン初期はちょこちょこいた気がしますがいつの間にか見かけなくなりました。G.K.同様戦艦同士の接近戦での活躍が見込めます。つまりプッシュの要です。しっかりと戦術を組んであげれば活躍できる良い艦艇だと思います。ただし主砲は明後日の方向へと飛ぶ。

 

デルニー

新規Tier10艦艇の中では最も使われている艦艇。ハバロフスクにはない射程・機動性と10㎞魚雷を有します。フランス駆逐と違って修理班があるため粘り強い戦いができるのもミソ。対駆逐戦で50㎜装甲が地味に仕事するのもポイントが高い。爆発力のフランス駆逐か堅実なソ連駆逐かといった印象。ソ連駆逐艦が堅実とは怖い環境である。

 

ジナン

記憶にある限りだと1度だけ、とある日本クランが使っていたのを見たきりです。この艦艇が安定して活躍できるなら蔵王も活躍できていると思います。それだけ持てる役割が少ないということです。

 

レゴロ

ソ連駆逐艦との択一だと思います。より駆逐艦に強く、巡洋艦に弱い。そんな印象です。アーリーアクセスなので環境でも研究不足。ラグナルとセットで動かして排気煙幕レーダーというのを見かけた記憶があります。

 

 

おわりに

 

次シーズンは空母が復活するような雰囲気があるので一波乱ありそうです。またマルソーで駆け回る時代がやってくるかと思うとげんなりしますが、まあなんとかなると信じています。

→次シーズンの予告がありました。超艦艇2隻までで空母禁止戦艦1隻までの制限のようです。禁止艦艇はペトロとクレベールの2隻のようですが、絶対それだけでは収まらないと思います。

 

超艦艇は次のVer.0.11.3で本実装とまだまだ調整不足な感は否めませんが、本当にクラン戦に実装して大丈夫なのでしょうか。少し疑問を覚えるところですが、そのときはそのときということで超然とした態度で受け入れられるようにしておこうと思います。