ランク戦シーズン12ではブロンズリーグ〜ゴールドリーグ一貫してTier10と実力が露骨に出る設定となっております。 そんな中でゴールドランク1まで達成した自分の各リーグ所感と環境の考察・個人的最適艦艇について書いていきたいと思います。
ブロンズリーグ~シルバーリーグ
駆逐艦から空母・潜水艦とあらゆる艦種が出てくる可能性があります。故に艦艇選びの段階で相性有利を取るのはなかなか難しいです。 こういうときは艦艇パワーが強い艦艇を選び安定を取ることが重要です。
たとえば、駆逐艦で言えばマルソーやデアリング・巡洋艦ならナポリやペトロ・戦艦ならヴィンセントやクレムリンなど、主にクラン戦で強力と言われている艦艇を選択すれば間違いは少ないでしょう。
戦場の雰囲気としては“1隻撃沈されてからがスタート”と言ったところ。片方ないし両方のチームで実力の及ばないプレイヤーが1人はいて、そのプレイヤーが早々に沈んだあとにどう動くかが求められるといったところ。ちなみに、これは撃沈のされ方の質に差はあれどゴールドリークまで続きますので覚悟しておくように。
昇格戦についてはどれだけ沼るかで変わりますが、ランク1程度なら勝率6割で概ね数十戦もすれば到達可能ですのでハードルは低めかなと思います。
ゴールドリーグ
ランク戦において最高位のリーグとなりますが、内容はシルバーリーグから毛が生えた程度と考えてもらって構いません。強いて差別点を挙げればクラン戦上位常連のメンツがちょこちょこいるのでそこで腕試しが出来ることでしょうか。使用艦艇や立ち回りなど参考になることも多いのではないでしょうか。
環境考察
今シーズンのマップは占領エリア周りに島が多かったり、明らかに仏駆が強いマップ(戦士の道や眠れる巨人など)があったりします。総じてレーダー艦が立ち回りやすいマップである一方で、島裏から突撃する戦法(シュリーフェンなど)も一定数おり決まった立ち回りで対策を練るのは困難かと思います。
各艦種ごとの考察
駆逐艦
いわゆる強い部類に入る駆逐艦(マルソー・クレベール・スモランド・デアリング)を使っておけば対面の駆逐艦相手で苦労することは少ないかと思います。特にマルソーやクレベールは足の速さを生かした初動最強ムーブ(巨人A占領エリアの島裏占領・戦士の道A占領エリア島裏占領)があるため先行有利が取りやすいのでおすすめです。
一定数いる島風について、前シーズンからですが8㎞魚雷の選択が増えております(体感6割)。これを頭に入れておかないとやけに強気な島風から放たれる超密集15射線魚雷に足元をすくわれることがあるので注意しましょう。
敢えて対策を張りたい方向けに、私の試した固有アプグレレーダーユエヤンをご紹介致します。
巡洋艦
基本的にレーダー艦が強いマップが多いためレーダー艦を採用すると良いと思います……が、それはマッチングに駆逐艦がいるときの話です。ゴールドリーグで(ランク戦通して?)駆逐艦を乗っているプレイヤーが少ないため、レーダーはランダム戦ほど有効には使えないかもしれません。わりきって外周火力艦艇にするのも一つの手です。
戦艦が多いためマッチングで常に最高数戦艦がいることを想定した方が良いです。つまり6隻中3隻は戦艦ということ、ある程度戦艦の主砲に耐えられる艦艇が好ましいです。そう考えるとAP弾で強制貫通されない程度の装甲があることが望ましいため、ペトロ・モスクワ・スタグラといったソ連重巡やナポリ・ベネチアが鉄板になるかと思います。
私は諸々考えて対策としてヒンデンブルグを採用しました。それについては後述します。
戦艦
私自身戦艦をあまり使わないので良く分かっていませんが、とりあえず30㎜強制貫通できる艦艇から選んでおけば間違いは少ないかと思います。その他、戦艦で何をしたいかで採用する艦艇が変わってくるものと思います。
戦線を押し上げたいならクレムリンやプロイセンといった固い艦艇、純粋な撃ち合いをするならヴィンセントなど隠蔽や回復が出来る艦艇、ある程度何でもできるオハイオなどからの選択となるでしょうか。奇襲を仕掛けるならシュリーフェンもありですね。選択肢は様々かと思います。
空母
大型艦に火力が出れば何でもいいかと思います。白龍で雷撃機往復しても良し・ミッドウェイで災害コンボ決めるもよしです。ちなみに自分はリヒトホーフェンが好みで、多くの空母をAPロケットでお手軽に牽制できる他、AP爆弾の刺さりの良い戦艦が多かったので少しだけ乗っていました。
空母マッチで一番必要なことは味方が空母マッチに慣れているかどうかかと思います。
潜水艦
ランク戦で使ったことが無いのでよくわかりませんが、一緒に戦ってて思ったことは潜水艦探知機が無いと対処が非常に面倒くさいので最低限探知機を使ってから沈んでくれってことくらいです。
効率的な星の稼ぎ方 ~艦艇の選択と沈みゆく味方に対する考え方~
セーブスターという仕様があります。負けのスコアトップはランクの星が下がらないというものです。これによって負け試合を実質ノーゲームにすることが可能であり、巷では「勝つか負けるか味方次第ならセーブスター狙いで立ち回る」などという賢しいプレイヤーもいるとかなんとか。
勝負を降りてセーブスターを狙いに行くのは言語道断ではありますが、ランク1を目指す上で避けては通れない仕様かなとも思います。10戦7勝3敗0セーブスターと10戦4勝6敗6セーブスターで獲得星数同じですからね、ひどいものです。
さて、このことを踏まえて考えるべきこととして、負け試合のときにセーブスターが取れる程度のスコアを出せる艦艇でないと効率が悪いということ。スコアの算出方法は色々ありますがお手軽なのはやはり与ダメージです。つまり試合の勝ち方は敵の殲滅・とにかくダメージ有利を取って試合を有利に進めていく戦い方をするべきだということです。
ダメージを出す艦艇というと思い浮かぶ艦艇はいくつもありますが、その中でも自分はヒンデンブルクを採用しました。ここからは採用理由を語りたいと思います。
撃沈不可避になるプレイヤーが戦艦の時のみ有効にフォローできる
開幕即撃沈されるプレイヤーの方々は一定数いるわけですが、その撃沈を利用……もといフォローできるものである場合は戦艦の場合のみではないかと自分は考えております。
駆逐艦は接敵が早すぎて自艦と敵との距離が遠く有効打が出せません。あるとしても見えた巡洋艦に20㎞程度で戦艦主砲による破壊的一撃ですが、いまいち現実的ではありません。
巡洋艦は大抵隠蔽に入れない状態で転舵して破壊的一撃なので敵艦のスポットは出来ても割と短いです。
戦艦は装甲とHPで1分くらいは持つのでその間のスポットを使って反撃することが可能です。
つまり味方戦艦が撃たれている間に火力を出せる艦艇が良いわけです。戦艦の枠は最大3隻ですから、自身がコンカラーやメクレンブルクを使ってしまうと味方戦艦の数が実質2隻になり減ってしまうためあまりお勧めできません。
ドイツ戦艦突撃部の存在
ドイツ戦艦突撃部とは、副砲を有効に使いたいと考えるドイツ戦艦プレイヤーが突撃することでしか目的を達成できないと考え無闇に突っ込んでくる行為およびそれを行うプレイヤーのことを言います。基本的にはGKを使用しておりますが、シュリーフェンやプロイセンでも存在しております。
これを狩るのに適している艦艇はHEが撃てることはもちろん、貫通力もある程度高くなくてはなりません。GKの甲板装甲は50㎜ですから、HEの貫通力は50㎜以上ほしいところです。
コロンボとブルゴーニュの存在について
どちらも380㎜主砲となっています。コロンボはSAPの性質上ソ連重巡に強く、数は少ないものの使っているプレイヤーがいることはいます。ブルゴーニュはヴィンセント登場前の外周戦艦の覇者で、現在でも装填ブースターを生かした高い火力ディーラーとして人気を集めております。
これらの艦艇(特にブルゴーニュ)に一定の有利を取るために艦首艦尾はAPで強制貫通されない27㎜装甲が欲しいところです。
だから私は、ヒンデンブルク
諸々の条件を考慮すると最適艦艇はヒンデンブルクしかいないかなと思いました。決め手はやはり27㎜装甲、吉野やゴライアスも候補には入りますがやはりブルゴAPが厳しいです。
ヒンデンブルクはHEの火力はもちろん、AP火力も高いためどんな相手でも一定の火力を出すことができます。装甲配置の関係上バイタルが抜かれづらいのもポイント。いざという時の接近戦のための魚雷もあり、立ち回りの自由度は割と高めです。
直近の戦績も高く、勝率6割以上を維持しつつも負け試合の6割程度をセーブスター獲得と狙い通りの戦績となっております。
(参考)艦長スキルとアップグレード