びーびーの記録

主にWoWsについて、自分が書きたいことを書きます。

【WoWS】KotS seasonXVIについてあれこれ

まず初めに、大会運営関係者や配信者の方々、そして応援頂いた皆様、誠にありがとうございました。

[JC]は既に敗北し、best8で今シーズンの幕を閉じました。直近の結果はbest6だったため成績は少し落ちた形となりましたが、試合の質は決して落ちておらず惜しい試合ばかりだったかと思います。

 

 

 

今シーズンは始まる前からゴタついていました。

 

まずクラン戦の順位で本当にシードがとれるのか。最近の[JC]は戦闘数が昔に比べて減っていました。というのも日程の都合がつきづらくなりメンツが集まりづらくなったからです。決まる直前まで分からない状態であったため前回よりも消耗したと思います。

 

2つ目に、当日のメンバー確保ができるのか。今までの感覚で何となくの日程は分かるものの、それでもだいたい1ヶ月間の土日フリーはなかなか厳しいものがあります。結果的に[PONPE]がメンバー不足で出場できなかったため[JC]に来てもらいましたが、もし[PONPE]のメンバーがいなければ試合結果は高確率で落ちていたと思います。

 

長いことKotSに出場し続けている[JC]でも常にメンバー不足に悩まされております。

少しでも興味がある方は訪ねて頂ければと思います。姉妹クラン[JC-B]の開設によって更に間口を広げた[JC]では皆様の挑戦をお待ちしております。

 

 

さて、クランの宣伝も程々にしまして

今シーズンの艦艇やら戦術の話を書いていこうと思います。

 

 

艦艇の制限について

今シーズンもクラン戦のような制限が設けられておりました。

KotS seasonXVI 禁止制限

まず目につくのが禁止艦艇です。航空戦艦という環境破壊者は当然として、ネフスキーブリスベンという12㎞レーダー軽巡の禁止。この2隻は煙幕で運用した場合に強すぎたといったところでしょう。実際に開けた海域で煙幕とのセット運用をすることで拮抗以上に戦線を維持できてしまう力があるからです。レーダーで発見するだけならまだしも、一方は高速低弾道・もう一方は隠蔽レーダー&長距離魚雷と些かやりすぎです。大半のプレイヤーが頷ける内容だったかと思います(おかげで戦術を考えるのが大変です)。

 

次に制限について。チームに1隻までの中にはヴィンセントモスクワペトロとなっており、こちらも納得の制限。特にモスクワとペトロは12㎞レーダー持ちで多くのマップで引っ張りだこです。簡単には守らせないぞという運営側の強い意志を感じます。

 

チームに3隻までの艦艇は、これまたチーム戦でよく見る艦艇ばかりです。これまでの制限と合わせて、特にレーダー艦に対する規制が激しいことが見て取れるかと思います。特に今大会から初参加のグダニスクですら制限に入っているあたり運営も理解しているなといったところ。次くらいからユエヤンがここに入るんじゃないかと内心ビクビクしております。

 

 

さて、これらの制限が何を生み出したか。一言でいえば実力の明確化です。

艦艇のパワーに任せた編成や立ち回りが効きづらくなったことにより初見殺しやゴリ押しがかなり減った印象があります。強いチームはどこも手堅い戦術からの際どいライン勝負を制しているものと思います。

 

とはいえ制限下においてもよく使われるものというのは往々にしてあるものです。次はそれらを簡単に紹介していこうと思います。

 

 

よく使われる艦艇やその組み合わせ

 

ユエヤン+砲駆/レーダー/外周巡洋etc

基本形。レーダーユエヤンで多くの敵駆逐艦の占領を妨害するばかりか、隠蔽状態からレーダーを当てることで奇襲することも可能です。グダニスクでも同じことが出来るものの、レーダーの持続時間や元々の隠蔽、魚雷の射程や火力の差などがあるため、前線の単艦運用ならユエヤンに分があります。

 

制限のせいで実現が難しくなったものの対駆逐に強いクレベやマルソーなどを引き連れる型・グダニスクや煙幕レーダー(春雲+デモインなど)を引き連れて2種のレーダーで占領エリアの妨害を目指す型・ナポリなどの外周巡洋と最低限の隻数で敵の前線の遅滞を目指す型などがある。

 

 

煙幕駆逐+レーダー巡洋

あまりにも基本すぎて奥が深い型。今シーズン制限下における鉄板編成はギアリング+デモインとなります。ここから対駆逐火力を高める場合、ギアリング→固有春雲とし、春雲も煙幕射撃をする都合で視界を取る艦艇が+1隻必要となります。敵駆逐艦への奇襲力を高める場合、デモイン→被発見レーダーで確実に捉えられるレーダーマイノーターとする場合もあります。その他、あまり使われないが煙幕枠にフォレストシャーマンを使ったり、レーダー枠にウースターなんかを採用するケースもあります。

 

とりあえず開けた外周での占領妨害においておけば前線は安定しやすいですが、それなりに隻数を伴うためコスパを考えるとまあまあといったところです。

 

 

快速駆逐+快速巡洋+快速戦艦

速度による高速プッシュないしラッシュ。速力を活かして敵より先に展開し、隻数有利を生かして強気にいく編成です。駆逐であればハバロフスクやマルソー・クレベール、巡洋艦はマルセイユ、戦艦はブルゴーニュやヴィンセントなど。横に広いマップなんかで活躍が見込める編成です。

 

有利に展開した後どうするかを明確化できないとジリ貧になりやすいのが欠点です(快速艦艇は装甲や抗堪性を犠牲にしがち)。また、強く当たるために相応の隻数をかける必要があるため逆方面の攻防にも気を回さないといけないのが難しく、見た目以上にタクティクスを綿密に練り上げなければなりません。

 

 

強いと思った新しい組み合わせ

 

ユエヤン+グダニスク

[STCN]との練習試合だったと記憶しているが、練習したマップほとんどがこの組み合わせで対面させられて「ふざけんな」と思いました。巡洋の10㎞レーダーおよび12㎞レーダー圏での対面ならどうとでもなりますが、そうじゃなければどんどん駆逐のダメージ交換が不利になります。しかも占領エリアまで取られるおまけつき、グダニスクが1隻まででよかった(よくない)。

 

サンマーティン

クラン戦でもその片鱗を見せていたが、遅滞戦の適性がかなり高いです。これまでの外周巡洋の隠蔽トップはナポリでしたが今回で塗り替わることに。ナポリのようにプッシュに転じるのは難しいですが引くだけならナポリ以上です。ゾンビのような回復力と駆逐のスポットを切るレーダーなど必要なものが無駄なく揃っており想定以上にやれる艦艇でした。

 

 

BB_StarS個人の振り返り

全体的にはまあまあ

とりあえず求められたことは出来た気がする。個人目標の駆逐に魚雷を事故らせることも達成した。ただし勝てなかったのはやはりどこか詰めが甘いからだろう。担っている役割的に強気に攻めるというよりはHPを残したり隠蔽やレーダー圏のギリギリを維持する方向になるが、もっとできたことがあった気がしないでもない。

 

予定調整能力の不足

リアルの都合を完全に調整しきれなかった。軽視されがちだがまず出れなければ話にならない。時間の確保こそがこれからの最大の課題かもしれない。

 

魚雷精度の向上

いつもの話だが魚雷を当てることが大事である。島風でユエヤンを魚雷で破壊的一撃できるくらいにすることが当面の目標といったところ。魚雷は当たるべくして当たるのだ。