WGが言われた、「栄光あれ」。そしてペトロが生まれた……。
皆様、今シーズンもお疲れさまでした。占領時間の短縮化、banshipの適用、サイクロンの導入、ロケットの挙動変更と仕様モリモリのシーズンだったかと思います。
自分の所属しているJCの成績は画像の通り、タイフーンⅠの55といつも通りの戦績でした。今シーズンは新しい人が5名ほど入隊したこともあり、2チーム回る事が多かったです。そのぶん戦闘数が凄いことになってますが……。タイフーン30勝達成者11名輩出やハリケーンリーグ昇格戦にタッチなど、かなり良い成績を出せたシーズンだったと思います。
さて、それでは今回も具体的な編成に触れながら振り返っていこうと思います。
今シーズンの特徴
- 7vs7で空母1隻or戦艦2隻まで
- エリア占領所要時間30秒
- サイクロンの導入(視程14km)
- 艦艇制限(banship)
シーズン開幕直後
とりあえずペトロを並べておけば良かった簡単な時期でした。最高レベルの大会であるKotSで全リージョンから禁止された艦艇が弱いはずがありません。戦術によって採用数こそ変わりますが2隻以上は常にいたと思います。
その様はいつぞやのベネチアを彷彿させるものであり、ベネチアじゃんけんならぬペトロじゃんけんが繰り広げられていました。
それを見かねたWGは初週が終わった直後に制限を課すことになります。
今のクラン戦の動向を調査した結果、以下の制限を掛けることとします。
ペトロはチームに1隻まで!
知 っ て た。
余談ですが、初週のみサイクロンの発生がありませんでした。これはアジアだけでなく全リージョンで言われており、サイクロンの設定を忘れたのではないかとまことしやかに噂されておりました。
ペトロ禁止後
本格的に戦術を練り始めたころです。各々のクランが色々な戦術を試す中、最も好まれていたのは空母+ゴライアス複数隻による防衛でした。
最も多かった型は以下の編成です。
白龍+戦艦+ゴライアス2隻+ペトロ+巡洋艦+駆逐艦
空母は白龍でほぼ固定。FDRは対空砲のバブルを突破できないため使用されなかったものと思います(少数はいましたが)。前空母シーズンの覇者リヒトホーフェンはAP爆弾のナーフで極端に使われなくなり、残った中で消去法的な感じで選ばれていたものと思います。強力な雷撃としっかり当たるAP爆弾が好まれたものと思います。
戦艦はバリエーションが多く、特にこの艦艇と言ったものは無かったです。ナシではないと思う艦艇はだいたい使われていたと思います。鉄板はブルゴーニュやオハイオ、クレムリンあたりでしょうか。
ゴライアス2隻とペトロはほぼ固定でした。これらは圧倒的な耐久力があり対空火力も非常に高かったため好まれたものと思います。ゴライアスはサイクロンとの相性が良く、重装甲も貫通するHEと超回復を持ち合わせていたため引き撃ち出来ればそうそう沈みませんでした。ペトロの強さは説明不要かと思います。
余った巡洋艦枠は大抵3択で、3隻目のゴライアス・ベネチア・スターリングラードから選ばれていたように思います。ベネチアはゴライアスよりも高い対駆逐火力とプッシュできる性能、スターリングラードはよりAP火力を求めた場合に採用されていたと思います。このあたりはクランごとの戦術によりけりでした。
駆逐艦はマルソーorスモーランドでほぼ固定でした。主な任務は占領と火災要因だったと思います。特に占領は重要な役割でした。落とせる気がしないゴライアスに対してプッシュで敵艦艇を減らしながら占領というのは無理だったため、いかに占領を盗み取ってキープ出来るかがキモだったと思います。
余談ですがバージョン0.10.4時点はバグによってサイクロン発生時の占領時間が40秒になっていました。
こういった編成が固まりつつあった時、WGより艦艇制限の発表がありました。
以下の艦艇はチームにそれぞれ1隻まで:ペトロ・ゴライアス・ベネチア・スタグラ
以下の艦艇は禁止:白龍・FDR
この発表の前後でロケットの調整の話が出ており、ある空母が出番を見つけて食いかかってきました。
インメルマンと戦艦2隻編成の台頭
ここまで制限が入ると色々な艦艇に声がかかるようになりました。デモインやモスクワ・ネフスキーなどといった艦艇なども見かけるようになるほどでした。
そんな中、メキメキと頭角を表し始めたのが新登場したマックス・インメルマンです。この空母はロケットこそ搭載していないものの、豊富な艦載機保有量と通りの良い艦載機2種類で圧倒的に環境を埋め尽くしました。そんな空母の台頭と同時に、戦艦2隻による強気なプッシュ戦術なども取られるようになり環境は混迷としていました。
最終的に良さそうな編成は
ミッドウェイ+戦艦+ペトロ+ゴライアス+巡洋艦×2+マルソー
ミッドウェイは駆逐処理能力に長けており、占領時の敵駆逐に痛打を入れやすい空母でした。占領を絶対にさせないという強い意志を感じる選択だと思います。対大型艦ではインメルマンだけなくリヒトホーフェンが使われることも多かったです。
戦艦はだいたいクレムリンでたまにオハイオって感じだったかと思います。クレムリンは対空砲が壊れやすいですが採用率は高かったように思います。空母編成と戦艦編成が半々くらいだったので、戦艦編成に負けないためのクレムリン採用だったのかもしれません。
巡洋艦フリー枠2隻はモスクワ・セーラム・スタグラの3種類から2つ選ぶような感じだったと思います。セーラムは意外な選択かも知れませんが、優遇修理班と砲レートでゴライアスに渡り合うことが出来る艦艇だったため採用されていたものと思います。
JCで試した編成
だいたい先述の編成でやっていたため、それ以外の物を書きます。
ヴァンパイアⅡ+スモレンスク
駆逐絶対殺す編成。スモレンスクがヴァンパイアⅡの煙幕にぴったり付いていくことでさながら排気煙幕のように移動します。ヴァンパイアⅡ自体は煙幕に入らないため、スモレンスクが高いラインで移動しながら敵を撃つことが可能です。移動煙幕終了後もスモレンスクの自前煙幕で火力を出せる点も魅力的と言えます。
ペトロが多い時期、強制貫通されないことを良いことにスモレンスクが幅を利かせられましたが、制限によってスタグラが増えて動きづらくなったため廃止。別パターンとして固有ユエヤン+スモレンスクの派生もありました。
白龍+コロンボ+ペトロ+スタグラ×4
敵空母絶対殺す編成。コロンボのSAPが22㎞以遠から空母甲板に貫通弾を出すのでそれを狙ったラッシュ編成。狭いマップが多いこともあり決まりやすく、初見殺し的な要素が強い楽しい戦術でした。
空母が逃げようと転舵した瞬間スタグラのAPが刺さるため非常に面白いです。死なない程度に前に出るスタグラ勢の動きが難しいですが決まると笑顔が止まらない戦術なので次があったらまた試したいですね。
スタグラの制限があったため使えなくなりました。
クレムリン+オハイオ+スタグラ+モスクワ+ペトロ+ゴライアス+マルソー
最終編成。戦艦2隻で火力優勢を取る。今までの経験と無線方向探知で敵状を予想します。中盤までは空母有りでやっていましたが最終的には戦艦編成に落ち着きました。
おわりに
次はTier6で行うという告知が既に出ております。JCは前回のTier6シーズンの経験から積極的に参加しない方針になるかも?ということで傭兵にお邪魔させてもらうことがあるかも知れません。もし一緒にやってみたいという方がいらっしゃればゲーム内メッセージでご連絡頂ければと思います。
次は空母2隻までOKだったり新登場のオランダ巡洋艦が出てきたりと航空機が割拠するシーズンになるのか、ならないのか……わりと気になるところですね。