まず初めに、時間設定が海外基準のため日本時間の深夜帯での開催であったにもかかわらず大会を観戦・応援して頂いた方々、誠にありがとうございました。運営関係者や配信者の方々も大変だったかと思います。この場にて御礼申し上げます。
[JC]は国際戦1日目のスイスドロー方式によるグループ戦を3-1で突破、ベスト16入りを果たすも2日目のシングルエリミネーション方式によるトーナメント1回戦にて[TSYMQ]とBO3形式にて対戦、0-2で敗北しトーナメント敗退となりました。
ベスト16という結果は日本のチームでは初めてのことで、日本チームという枠組みでは躍進と言える活躍だったみたいです。負けたことに変わりはないので選手視点でどう捉えるかは人それぞれですが、少なくとも自分は良かったと思うことができました。
さて、私BB_StarSは国際戦からの参加だったため予選については配信された試合のアーカイブ程度の知見しかなく、練習試合でなんとか雰囲気を掴みながら聞きながらと追いつくのに必死でした。
そんな中でも印象的だったことや試合の環境についてつらつらと思いつくままに書いていきたいと思います。
大会ルール
一部戦艦の使用制限とハイブリッド艦艇+ネフスキーの禁止と比較的緩めの制限の一方で、各チームが試合前にそれぞれ艦艇を4隻禁止にすることが出来るルールでした(最大追加で8隻使用禁止)。
たとえばナポリやペトロなどの強力な艦艇が公式では禁止されていないため、自分たちで禁止とするのかなどのチームごとの思惑が交錯する展開となっておりました。
ところで、ナポリやペトロを差し置いて、なぜネフスキーだけが公式で使用禁止されているか疑問に思いませんでしたか?
これは推測ですが、開けた海域での戦闘が煙幕+ネフスキーばかりになってしまうと考えられたからだと思われます。煙幕に入れる艦艇の中では断トツの低弾道高弾速で迎撃力が高すぎるため戦線が膠着してしまうのは過去の大会を見ても明らか、もしかしたら単純に前回大会も禁止されているので今回も……ということかもしれません。ではなぜ前回禁止だったブリスベンが許されたのか……それは誰にも分かりません。
禁止艦艇の選択について
多すぎる……選びたい艦艇が多すぎる!
ナーフされてなお最強格のペトロ・外周の覇者ナポリ・高速展開で破壊可能なマルセイユ・砲雷両面の顔を持つ最速のクレベールなど、明らかにヤバいやつらがわんさかいるせいで禁止にしたい艦艇が多すぎました。
[JC]ではマルソーやペトロの戦術を持っていたことから、禁止艦艇はナポリ・マルセイユ・クレベールまでの3隻はほぼ確定+@1隻そのときに合わせた選択をしておりました。
使用艦艇について
グダニスク
BB_StarSを終わらせた艦艇。これまでの大会に比べて圧倒的に雷駆が少ないと感じた方は正解です。クレベ並みの火力で煙幕と隠蔽レーダーを搭載していて足速いやつがいるのに使わない訳ないですよね。さようならレーダーユエヤン……前回の隻数制限はやっぱり正しかったんだ……。
しかしレーダー艦の宿命かな、より長距離のレーダーを持つ者には敵わないという原理原則が当てはまってしまいます。特に開けた海域で隠蔽レーダーが出来るブリスベン相手は手も足も出ないどころか魚雷で事故まで狙われて虫の息でした。
マルソー
固有クレベで隠蔽マウントさえなければ、通常クレベに弾道マウントされなければこいつが最速で最強です。ただソ巡がいると辛いので軸に据える場合はそこのところをよく考えて使用しましょう。
デアリング
いくらグダニスクが強いとはいえ隠蔽欲しいときはあるよねって時に使う艦艇です。単射の刺さりが良いところとかでは優先されたりされなかったりします。また、巡洋のレーダーで見て撃つような場面では非常に都合が良いです。
煙幕駆逐
基本的にはギアリングか固有春雲の2択となります。最終的にはブリスベンに合わせるならギアリング、デモインに合わせるなら春雲という結論となりました。煙幕ユエヤン?知らない子ですね……(固有ユエヤンで煙幕を使おうとしたチーム自体はいました)。
デルニー
何をやらせても中途半端なものの対グダニスクには長期的に有利が取れる艦艇です。グダニスクが接敵時のレーダーでダメージ有利を取りたいのに対し、デルニーは装甲と修理班によって粘りを見せることができます。速力や隠蔽もグダニスクとほぼ変わらないためグダニスク単体でのデルニー突破は困難です。
スベア
基本的にはブリスベンの方が安定はしますが、そのブリスベンが消えたときに考える艦艇です。実質グダニスクみたいなところがあり、グダニスクで組み立てようとするときにこいつがいると非常に邪魔な艦艇です。開けた海域におけるレーダー艦相関図はブリスベン>スベア≧グダニスクみたいな感じです(厳密にはちょっと違うかも)。
リベルタ
今シーズン初登場で一気に持っていった莫迦。予選はコロンボ旋風が巻き起こっていたのに国際戦になり解禁された瞬間リベルタ旋風が巻き起こってしまいました。練習試合のある場面、オハイオvsリベルタでオハイオが一方的に負けたのを見たときは笑うしかなかったです。もうオハイオは副砲戦艦を名乗るなよ……。自分で乗ってないので外から見ている感想でしかないですが、よく耐えてよくダメージを出せるみたいです。シュリーフェンとは魚雷と水中調音の差がありますが、よっぽどのことが無い限りリベルタで良いらしいです。
個人の振り返り
最初に書いた通り自分は国際戦からの参加だったためここまでに至る経験値が他メンバーより劣っている&そもそものポジションが雷駆寄りだったため、本番の試合への出場機会はあまりありませんでした。それでも練習試合ではデアリングだったり煙幕駆逐だったりに補充で入ったり議論に参加したりと何もしていなかったわけではなかったため疎外感・無力感は全く感じず、サポート寄りのリザーブとしてやれることはやったかなという感覚です。
初戦負けからの2試合目1-1と重要な局面で島風で試合捲って流れを変える一助になれたかな……なれてたらいいなといったところ。おそらく個人の実力は向上してないですが、今回の役割は他メンバーの役割負担の軽減が主だったと思うのでこれでいいのだと言い聞かせることにします。