半年ぶりにクラン[JC]へ復帰した最初のシーズンでした。メンツは殆ど変わっておらず、クラメンも以前と変わらぬ対応をして頂いたのもあってやり辛さもない”いつもの”クラン戦でした。
さて、今回は久々のTier8クラン戦ということで……以前にTier8が絡んだシーズンがあったなと思って振り返ったらTier9が2隻まで使えるシーズンでした(シュレーダー×2のやつ)。
Tier8オンリーは久しぶりで、以前自分がやったときの記憶はキエフと仏駆と時々愛宕みたいな戦いでした。今回はそれから何年も時が経ち多くの艦艇が実装された後でどうなったのでしょうか。
[JC]戦績
TyhoonⅡ-8
今シーズンの制限
今シーズンの制限について、とりあえず強そうな艦艇が制限にかけられているなという印象でした。シーズン終了までこの制限に変更はありませんでした。
最終編成
ボロディノ/愛宕/バヤール/タリン/コサック/コサック/@1(タリンorルファンタスク)
メタは上記の編成のコサック→ファンタスクで、@1がコサックだったりタリンだったりしました。
艦艇所感
編成が二転三転したのでそれっぽい艦艇はある程度使用しました。
駆逐艦
コサック
制限に入れられる程度には強い。王道の対駆逐艦艇。
Tier帯2番手(環境的に実質最良)の隠蔽5.5㎞で高い主砲火力を持ちます。英駆逐よろしく短距離水中調音を搭載しているため魚雷事故も非常に少なく、高頻度で使用できるショートバースト煙幕によって遭遇戦からレーダー観測射撃まで幅広く対応できる、環境の軸となる万能艦艇です。
コサックの実力で捲れる試合があると言っても過言ではない程度には影響力が高いですが、実際はタリンの隠蔽レーダーに怯えながら高速で走り回る仏駆を牽制し続ける地味ポジションです。
キッド
制限に入れられる程度には強い。煙幕支援を軸にした耐久駆逐。
修理班を搭載している煙幕駆逐ということで、だいたい巡洋艦とセットで動くことになります。相方はバ火力のバヤールや長距離レーダー搭載のチャパエフなどが有力候補となります。
一見強そうに見える煙幕ですが、相手にスカされると辛いという問題を抱えております。戦線を上げる際にも煙幕のラインまでしか出れず詰め切れない、敵のレーダーの関係で距離を詰め辛いなど。煙幕駆逐+巡洋の2隻で動かすなら巡洋2隻の方が火力も出るし実質体力もあって詰めやすいというジレンマもあってか上位帯ではあまり使われてなかった印象です。
ハマれば強いのは間違いないですがハメるのが難しい……取り扱い注意です。
ルファンタスク(仏駆)
制限に入れられる程度には強い。高速高火力の代表、対駆逐向け砲駆。
速力を生かした試合展開と主砲装填ブースターによる瞬間火力で敵の前線に影響を与える艦艇です。マップの半分くらいは争奪エリアに島があるのでそこに行くだけで強いです。
味方のレーダーと合わせて敵駆逐の行動範囲を大きく制限できたり、島裏に張り付くボロディノへ肉薄雷撃で処分したりと役割価値が高い一方で、通すタイミングが難しいです。つまり、仏駆を十分に動かせるようになったら大抵勝てます。まあTier10と違って巡洋艦が修理班を持たないケースもあるので雑に撃っても強いですが……。
キエフ
制限に入れられる程度には強い。高速高火力代表、対巡洋対戦艦向け砲駆。
Tier8は艦長スキル「榴弾用慣性信管」(IFHE)を採用することで巡洋艦まで安定して貫通弾を取ることができ、高速高火力を生かして敵巡洋艦や敵戦艦にダメージ有利を取れる砲駆で、以前のトップメタ艦艇となります。
仏駆が登場し、隠蔽負け→主砲装填ブースター分で瞬間火力負けであっけなく撃沈されることが判明してからは一気に使用率を減らしましたが、言い換えれば敵に仏駆がいなければ強いとも言えます。雑に仏駆を制限するとこいつが暴れます。
スプリット
制限に入れられる程度には強いですがあまり見られなかった艦艇。
高い速力と隠蔽レーダー&煙幕で性能は悪くないのですが、単艦で対コサックにそこまで有利が取れないのがネックです。複数で掛かるなら同じ隠蔽レーダーのタリンで良いのではとなってしまった気がします。
同じレーダーという意味では火力にはならないものの隠蔽が良いシェンヤンの方が対応が難しかった印象です。弱くはないですが対駆逐レーダーだけではやっていけず性能不足といったところ。
巡洋艦
愛宕/カタルーニャ
外周巡洋艦で修理班を持つ艦艇。外周の戦線維持でとりあえず置いておけます。個人的には隠蔽が良くて魚雷のチャンスがある愛宕の方が好みでした。ただし速力や砲配置はカタルーニャの方が強いので乗り手の好みかもしれません。単艦引きなら隠蔽ある方が嬉しい気がします。
バヤール
バ火力、以上。
……これで終わるとアレなので捕捉。1vs1での撃ち合いについて、愛宕相手は隠蔽不利と修理班の関係で時間をかけるほど不利。カタルーニャ相手は倍近いダメージ有利を取れます。
対駆逐については弾道の関係で当てるのが難しいのであまり考えなくても良いです。バヤールが火力を出せるかどうかで有利不利が付くので重要ポジションです。
チャパエフ
隠蔽レーダーが出来る軽巡で火力も高いためつい採用したくなりますが、「バイタルが船体より長い」という迷言が生まれる程度には抜かれやすく慎重な立ち回りが求められ思ったような活躍が出来ない印象。
バヤールと同じく一方的に撃つ場面では非常に強いですが、そのような場面ではレーダーは生かせない→バヤールで良いとなってしまいます。無理矢理使うなら煙幕戦術ですが、煙幕戦術についてはキッドの項で述べた通りとなります。
タリン
隠蔽レーダーが出来る重巡の方。レーダー動作時間は短いものの2斉射でき、着実に敵駆逐艦の体力を減らすことができます。チャパエフと違ってバイタルより船体が長いので突然死することもありません。
Tier8のペトロとまでは言いませんがそう感じるくらいは強力です。火力や隠蔽の都合から前転で愛宕やバヤールを倒すことは出来ませんが引き撃ちでの応戦は現実的に可能で、かつ隠蔽レーダーで対駆逐も対応可能。隙を見せた敵巡洋へのAP弾も強力なためレーダー艦は事実上の一択といったところでした。
余談ですが、シーズン途中でタリンを5隻採用した駆逐無し編成を使用しかなりの勝率を叩き出しておりました。特にコサック相手に強く、全面プッシュの体制が整えば大抵勝てる良い編成でした。
利根
愛宕から主砲を一基降ろした代わりに雷撃機を発艦できるようになった航空巡洋艦です。先述のタリン5隻編成の最後のピースとして活躍したので紹介だけしておきます。
役割としては高い隠蔽による占領と雷撃機による偵察、プッシュ時の雷撃機によるクロス要員でした。雷撃機は整備時間こそ長いもののタリンの航空隠蔽が対空射程より1㎞以上悪かったためスポットしやすかったく、また、タリンの強力なAPを生かすための起点作りとして優秀でした。
戦艦
ボロディノ
12㎞レーダー搭載でシュペー散布の強力な主砲を持った戦艦。基本的にはこいつで中央押さえてクロス組んでおけば良いです。弾がちゃんと当たるだけでも素晴らしいのにレーダーも持っている反則レベルの戦艦で、並みの立ち回りでこいつ以上の安定感は出せません。
艦首25㎜もあってか戦艦にしては撃たれ弱く射線管理が普通の戦艦に比べてシビアです。クラン内では「感覚的にスターリングラードと同じ」なんて言われたりしてました。
イピランガ/アトランティコ
隠蔽が良くボロディノ対面で露骨にダメージ有利が取れる副砲戦艦となります。調子に乗ったボロディノを対面で破壊するための存在で、先述のタリン編成の戦艦枠を担当してました。
主砲火力はボロディノに比べると天と地ほどの差がありますが、対面強気に出てくるボロディノにめっぽう強いだけで価値がありました。