Ver.0.11.7にて潜水艦の現状に大きな変化があったため、改めて少し考えてみようと思います。
Ver.0.11.7であった変更とその所感については↓。
裏取りとは
裏取りについて定義しておきます……とはいえ特別な意味は特にありませんが。ここでは味方の射線とは180度異なるポイントから攻撃を行える位置取りを取ることとしてみます。
前方と後方からの挟み撃ちってイメージで良いかと思います。
WoWSにおける裏取りの有効性は低い
WoWSでは多くの攻撃が横を向いている艦艇に対して最大火力が出るものとなっているため、180度まで取ってしまうと逆に有効打が出にくくなってしまいます。敵に対して味方と自身の2点で60度~120度くらいが理想であることから”裏取りは”やりすぎ”といえるでしょう。
潜水艦は精密性の高い”点”の攻撃を主とする
Ver.0.11.7現在、潜水艦のみ使用できる誘導魚雷はピンガーでハイライトした部分に向けて高精度に着弾します。代償として自身のおおよその位置を教えてしまうデメリットがありますが、これは先の裏取りの有効性の低さに一石を投じるには十分といえるでしょう。また、急浮上からの肉薄魚雷の存在も忘れてはいけません。あれも”点”の攻撃であり、敵の角度などは関係ありません。
つまり潜水艦には裏取りにおけるダメージの最大化は可能であり、他の艦艇に比べて有効性は高いと言えます。
裏取りの条件とその移動距離
潜水艦で裏取りをするぞと意気込んだ際、ネックになるポイントが2つあります。それは裏取りが成功する環境設定と、裏取りポイントへの移動の遅さです。
1つ目の環境設定についてですが、これは前線の味方が敵にとって脅威となっているかどうかということです。裏取りする側の方が戦力として乏しいのは明らかであるため、対策されてしまうとあっという間に潰されてしまいます。そのため前線の味方が注意を引き付けている必要があるわけですが、その状態が継続的に続いていくかどうかが問題となります。
2つ目の移動の遅さについて。どれだけ急いでも8分程度かかってしまうのが現状です。WoWSの戦闘時間は20分あるとはいえ、早ければ10分で終わることもある試合で8分もかかってしまうのは動き出しが遅いと言えます。
また、この時間がかかってしまう点は1つ目の問題とも少し関係があります。味方が粘っている最中になるべく早くポイントに向かいたいわけですが、それまで味方が持たないということも十分考えられます。これによってポイントについた時点では既に手遅れという可能性が高くなります。
裏取りはハイリスクハイリターン
先述のネックポイントを考えると裏取りは条件が多く安定性に欠けているものと思います。現行の仕様ではピンガーを使うと位置がバレてしまうのも向かい風であり、誘導魚雷での奇襲と肉薄魚雷で2回アタック出来ればかなり良い方と言えるでしょう。
とはいえ現状潜水艦にのみ許された動きである点や膠着戦場の打開という意味では価値ある戦術かと思います。安定性を作り出すのが難しいポイントかと思うのでここはプレイヤースキルで補っていきたいところです。
といったところでここでは「積極的に狙うべきではないがやる価値はある」として結びとしたいと思います。走り書きゆえ乱文ご容赦ください。