ランダム戦から潜水艦が一時撤退をし、入れ替わるように超艦艇が投入された今日この頃、皆様はどのようにこのゲームをプレイされているでしょうか。
今回は超艦艇についてランダム戦ではどのくらいの影響力を及ぼすのか、性能なんかにも触れつつざっくり書いていきたいと思います。
※4/15 Ver.0.11.3にて本実装となったため改稿しました。合わせて、超空母についても追記しました。
超艦艇の基本ルール
入手方法が特殊である
前提としてTier10艦艇を3隻以上研究していることが必要となります。その上で、各艦艇の元となるTier10艦艇を研究している必要があります。(たとえば、薩摩を研究するためにはTier10艦艇を3隻以上研究していて且つ大和を研究している必要がある)
通常の研究とは異なり、超艦艇を研究・開発するためにTier10艦艇の経験値が必要ということはありません。艦種に応じたクレジットのみで入手可能です。以下、艦種に応じたクレジット要求額となります。
- 超空母:48,000,000クレジット
- 超戦艦:57,000,000クレジット
- 超巡洋艦:47,500,000クレジット
- 超駆逐艦:45,000,000クレジット
燃費が悪い
運用するためのコストが高いです。つまり戦闘でのクレジット収支が赤字になりやすく設計されています。
具体的な数字は割愛しますが、クレジット消費量がTier10最安値の特別艦艇×永久迷彩の約10倍の額になります。一方でクレジット取得量に関してはTier10と変わりません。
超艦艇は同艦種の超艦艇とマッチングする
重要なことです。例を挙げれば、薩摩の対面には薩摩かハノーファーしかマッチングしないということです。つまり超艦艇の枠は艦種が統一されていて、薩摩の対面に山霧がマッチングするなんてことは無いということです。
また、マッチング帯はTier9~Tier★の幅となっています。
超艦艇のざっくりとした使用感とその評価
薩摩
強化型敷島と言って良いでしょう。51㎝砲塔が1基増設されて連装4基8門となっております。敷島で門数の少なさに嘆いていた方にとっては使用感はかなり良くなっているのではないでしょうか。
主砲以外の性能面は基本的に敷島を踏襲しており、いわゆる”大和坂”も健在なため姿勢の制御には十分注意しましょう。
戦艦の悩みのタネである散布界を大幅に低減する修正射撃が非常に強力で、確実に撃沈を取りたい場面での運ゲーが減る分、既存の大和型よりかは大幅に強く感じるかと思います。
ランダム戦ではいかにダメージを稼げるかを求められる場面が多いため、主砲塔の増設ならびに散布界低減の修正射撃を持った本艦の脅威度はかなり高いと言えます。
しかし度重なるナーフによって装填時間が38秒と非常に遅くなってしまい、テスト時よりも火力が下がってしまいました。修正射撃も駆使しつつ、より丁寧な砲撃が求められることでしょう。
HANNOVER
強化型G.K.と言って良いでしょう。主砲の口径が大きくなっており、戦艦を強制貫通出来るレベルまで引き上げられております。代わりに門数が減って連装4基8門と、Tier帯でσ値が低い本艦では命中させるのに苦労するかもしれません。
主砲以外の性能面はG.K.を踏襲しておりますが、一部装甲が削られている部分があるので注意しましょう(主に艦首艦尾まわりの一部装甲帯が35㎜になっています)。
ランダム戦でG.K.が活躍できる場面まで持っていくのはなかなか難しいですが、対面1隻は薩摩かハノーファーで固定できるハノーファーはG.K.よりかはプッシュしやすい状況を作りやすいかもしれません。
修正射撃は副砲を強化するものですが、純粋に副砲を楽しみたいのであれば先日正式実装されたシュリーフェンの方が射角や散布界が良くダメージも出るため、副砲目当てで使うのはおすすめできません。
ランダム戦では息を揃えたプッシュが難しいため薩摩より活躍できる頻度は少ないかもしれませんが、G.K.より増えた膨大なHPと32㎜を強制貫通出来るようになった主砲で無理を通せるようになったのは評価できる点かと思います。
バフによって主砲の装填時間が早くなったことでダメージが取りやすくなりました。相変わらず散布界はよくありませんが手数で勝負できるようになったため扱いやすくなったと思います。
ANNAPOLIS
強化型デモインと言うべきでしょうか。こちらの艦艇については動画を作成しておりますので良ければそちらをご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=cuNpjgGJHCs
補足を加えると、装甲がデモインと変わらず30㎜のため強制貫通30㎜が当たり前な現環境では厳しい状況に立たされることが多いです。しかしデモインよりもHPが高いおかげか何回かしのげることが多いですので思ったよりきつくないです。
バフによって装填時間が早くなりましたが使用感は特に変わりません。米巡の基礎を忘れず、いかにいやらしく火力を出すかが求められることでしょう。
CONDE
強化型アンリです。巷では強いと評判ですがその通りかと思います。主砲はアンリが3連装3基9門のところを4連装3基12門へと増えています。
それ以外の部分は基本的にアンリと同じですが、特筆すべきポイントがあります。それはエンジン出力です。
アンリはエンジンブーストによる前後進加速回避で一時期覇権を握ってしまったせいでナーフされてしまいましたが、コンデはその覇権だった最盛期アンリのエンジン出力をそのまま受け継いでおります。つまり回避力が非常に高いです。
また、バースト射撃もHEの貫通力向上と散布界の低減という強力な効果を持つため腐りづらいです。
外周火力巡洋艦として全盛期のアンリ以上の力を持っている本艦艇は性能として完成されていると思います。現在は30㎜強制貫通も多く精度が良い艦艇も増えたため、昔のようにとはいかないまでもかなり影響力を持った艦艇だと思います。
ZORKIY
強化型ハバロフスクです。主砲火力は変わらず若干射程が伸びた程度です。魚雷は8㎞となり、隠蔽に少し寄せることで置き魚雷として機能する程度にはなりました。
ハバロフスクとの大きな違いは転舵所要時間です。ハバロフスクは暴れすぎた結果ナーフされ、現在の転舵所要時間は巡洋艦もびっくりの11秒となっています。しかしゾルキーは8秒と悪いですがマシな程度に落ち着いております。
バースト射撃はHE弾の貫通力を上げつつ連射できるものですが、準備時間が長いため使える場面は非常に限定的です。個人的にはレーダーで見えた駆逐艦を撃つ時が最大の使いどころかと思います。
ある程度回数をこなしたことで使用感が変わった艦艇です。ソ連駆逐艦が得意そうで苦手だった近距離での対駆逐艦がバースト射撃によって補われた結果、砲駆として全距離に対応できるようになっています。砲駆が好きな方には強くおすすめ出来るものに仕上がっております。
山霧
強化型島風です。魚雷が6連装になり計18門流すことが出来ます。主砲のDPMはそこまで変わりませんが旋回速度が上がっているため取り回しが良くなっていると思います。
島風から性能面で強化されている部分は少なく、HP面の強化が最も目立つポイントかと思います。
山霧には魚雷の換装が出来るシステムが導入されております。選択肢は2つで12㎞/20㎞か8㎞/20㎞となっています。
使っている魚雷は島風から性能は全く変わっておりませんので、戦闘中に魚雷の選択が出来るようになったということになります。個人的に12㎞から変更したいと思う場面は少ないですが、空母に粘着などされている際に20㎞魚雷に換装出来たりすると便利かなとは思います。
ランダム戦においてはちょっと撃沈されにくい島風程度なので劇的な変換はありませんが、HPが多い分前線の突破が少し遅れる可能性はあるかもしれません。
→バフによって山霧にもバースト射撃が追加されました。
バースト射撃の追加によって駆逐艦との接敵に強くなり、たとえば相互発見→バースト射撃→煙幕といった、日駆が得意とするヒット&アウェイ戦法がより強力になりました。
UNITED STATES
強化型ミッドウェイとなります。通常時ではロケットとHE爆撃機を使用し、戦術航空機として攻撃機・雷撃機・爆撃機を保有します。
通常時のロケットとHE爆撃はTier10のミッドウェイと同じものとなります。戦術航空機はそれぞれジェット機となっており、エンジンブースト時250ノットを超えるスピードで航行することが可能です。超空母はこの戦術航空機をいかに有効に使えるかがキモと言えます。
後述のイーグルと比べると火力に偏重した構成となっているためダメージを狙いやすいです。その代わりに母艦の装甲が薄く、特に甲板装甲が38㎜と敵艦載機からダメージを貰いやすくなっているため注意しましょう。
イーグルと比べると、個人的にはこっちの方が好きです。どの艦種にも一定のダメージを見込める構成で素晴らしいと思います。
EAGLE
強化型オーディシャスとなります。通常時では雷撃機と爆撃機を使用し、戦術航空機として攻撃機・雷撃機・爆撃機を使用することが出来ます。
ユナイテッドステイツと比べると火力向上のインパクトは小さいですが、戦術航空機のスピードが速く300ノットを越えます。また、通常時から雷撃機と爆撃機を使用することが出来るため大型艦へのダメージを狙いやすいと言えます。
ユナイテッドステイツと比べ装甲甲板であることが最大の違いと言えます(イーグルからユナイテッドステイツへ爆撃は出来るがその逆は無理)。戦術攻撃機やHE爆撃の貫通力が若干低いため有効打を出せる相手を見極めて戦う必要がある点も注意しましょう。
イーグルとユナイテッドステイツどっちが強いと感じるかは人によるかと思いますが、空母らしく腕の差で与ダメージが文字通り桁違いになるため、使用する際は万全の準備を整えてからにしましょう。
おわりに
超空母の2隻については本当に簡単な説明のみとなりました。というのも状況に左右されることが多いので下手に書けないという……たぶんTier10までしっかり戦ってきた人ならフィーリングで理解できると思います。
個人的なおすすめは薩摩です。修正射撃発動後の1斉射で破壊的一撃がクセになります。是非一度お試しください。