武器庫では特定のリソースを消費することで新しい艦艇を手に入れることが出来ます。今回はその1つである石炭で手に入れることが出来る艦艇について簡単に紹介・解説をしていきたいと思います。
石炭の入手方法
そもそも石炭はどのように入手できるのでしょうか。
石炭はデイリーミッションやデイリーコンテナによって毎日少量ずつ獲得可能なリソースになります。それ以外でも、たとえば”闘争”といった期間限定の戦闘の報酬に設定されていることが多いです。
石炭の獲得量
毎日獲得できる量を数量化すると
- デイリーミッション全消化:400石炭
- デイリーコンテナを全て「リソース重視」:1,200~2,000石炭
上記合計で毎日約2,000石炭は獲得できます。週末プレイヤーなら月8回の16,000石炭、月の半分で30,000石炭、毎日欠かさずこなすことが出来れば60,000石炭を獲得できます。
期間限定の戦闘にて獲得できる量はまちまちですが、たとえば”闘争”では最終勝利報酬までやることで10,000石炭を獲得することが出来ます。
また、獲得数量を増やす要因としてクランに所属することがあります。クラン施設の”石炭港”が開発済みであれば最大+10%のおまけが付いてきます。日本の現行消費税と同じと考えれば非常に大きいものかと思いますので、しっかり稼ぎたい方はクランに所属することを強くお勧めします(ボーナスを受けるためだけのクランは複数存在します)。
石炭で入手できる艦艇
各Tierに渡って幅広く用意されております。無課金の方は初めてのプレミアム艦艇入手とも考えられますので、後悔のない選択をしてほしいものです。
ここでは私が持っている(使ったことがある)艦艇を中心に簡単に紹介・解説を行わせて頂きます。Tierが低い順で書いていきます。
Tier4 夕張(25,500石炭)
某ブラウザゲームが好きな方はとりあえず使ってみたい艦艇になるのでしょうか。
このTierでは通常使用することが出来ない消耗品”対空防御砲火”を使用することが出来る艦艇です。また、特別なアップグレードである”射撃システム改良0”を装備することが出来る艦艇でもあります。
過去には低Tierでの対空母艦艇として名を馳せていた?艦艇でしたが、空母刷新によってその特徴は消えてしまいました。現在ではツリー艦艇の球磨に一歩譲りますが、先述のアップグレードによる正確な射撃が出来る点は魅力と言えるかもしれません。
Tier5 Hill(38,000石炭)
いつぞやのイベント(たしか過酷戦?)の報酬として配られていた艦艇です。
基本スペックはツリー艦艇のニコラスに似ておりますが所々が違います。具体的に上げると
- 抗堪性がニコラス13,100に対しヒルは12,100
- 主砲門数がニコラス4門に対しヒルは5門
- 魚雷の基数がニコラス4基に対しヒルは3基
- 機動性の若干の違い
- 最良隠蔽値がニコラス5.8㎞に対しヒルは6.4㎞
スペックの違いは上記の通りです。基本的にはニコラスに分がありますが、ヒルはプレミアム艦艇であるため気軽に高レベルの艦長を使用できる点が最大の違いになるかと思います。この違いでどれだけスペック差を覆せるかかと思います。
ニコラスに21ポイント艦長を使うプレイヤーはおそらくいないと思いますが同条件で戦えばニコラスが勝つと思うので無理に交換する必要はないと思います。
Tier5 Kirov(43,000石炭)
元ツリー艦艇なので持っている方は多いかもしれません。ソ連重巡洋艦ツリーの追加に伴って整理された際にプレミアム艦艇になりました。
性能として特筆すべき点はその射程です。Tier5でありながら16.3㎞まで弾を撃つことができ、さらに着弾観測機を使用することでその射程はさらに伸びます。問題点としては装甲が薄く主砲の装填時間が長いことと言えます(このTierの重巡洋艦全体に言えます)。
このTierの戦艦は全体装甲を採用している艦艇が多く、巡洋艦の砲口径では貫通を取ることが難しい場面が多いです。また、対巡洋艦ではAPの強制貫通がギリギリ取れないことと単純な砲レートの差で負けることが多い印象です。隠蔽が悪いのも使いづらさに拍車をかけていると思います。
初心者には間違ってもおすすめできる艦艇とは言えませんが、ある程度このゲームになれたプレイヤーなら乗りこなすことが出来るかもしれません。ちなみに以前ツリー艦だった際はTier6ブジョンヌイの前の苦行艦と言うプレイヤーも多かったと思います。
Tier5 Oktyabrskaya Revolutsiya(53,500石炭)
ソ連戦艦実装前にイベントで獲得できたソ連戦艦になります。個人的おすすめ。
ツリー戦艦のピョートルと比べると砲口径が305㎜と小さいですが門数が12門と多いのが特徴です。ソ連戦艦の中では弾道が山なりになる艦艇で、特に遠距離では顕著です。エイムには多少コツが必要かもしれません。
個人的おすすめポイントはその旋回半径の短さです。ソ連戦艦は軒並み大きいため旋回半径が大きくなりがちですが、この艦艇は元がTier4ガングートであることから少し船体が小さくなっています。散布界が悪いこのTier帯では船体の小ささはそのままアドバンテージになり得ると思います。
個人的には今でも使う良艦艇ですので交換することをおすすめします。
Tier6 Anshan(40,000石炭)
パンアジア駆逐ツリーが無かったころからいるパンアジア駆逐艦。そのため性能はツリー艦とは異なることに注意が必要です。魚雷が通常魚雷である点と煙幕が通常の物である点を除けばツリー艦艇のフーシュンと性能は変わりません。
こちらの艦艇については以前記事にしたことがあるのでそちらをご覧頂ければと思います。
Tier6 Aigle(49,500石炭)
フランス駆逐艦ツリーが実装される前に実装されたフランス駆逐艦になります。フランス駆逐艦としての特徴である主砲装填ブースターや船体の特殊仕様は無いものの、煙幕を使用できる点などで差別化されております。
こちらの艦艇については以前に解説をしておりますのでそちらをご覧ください。
Tier7 Błyskawica(51,000石炭)
元ポーランド艦艇で現在はヨーロッパ駆逐艦扱いとなっております。WoWS初期のころからいる艦艇で、知っている人は知っている”昔は強かった”艦艇。隠蔽射撃が出来た頃こそ全盛期でしたが、今でも十分に実力を発揮できるスペックを有しております。
最大のネックは隠蔽の悪さでその最良隠蔽値は6.8㎞。フランス駆逐艦のヴォークランとさほど変わらないため速力砲力を生かした対駆逐性能はそこまで高くありません。そもそも隠蔽が良くて砲力も高いジャービスやガジャマダといった艦艇には勝てないので仕掛け所を選ぶ艦艇と言えるでしょう。
この艦艇が活きる場面は駆逐艦の直掩時かと思います。主に8~10㎞程度の中距離にて支援火力となりつつ魚雷を流すのが良いと思います。
基本的に砲駆運用でありその中でも抜きんでて高いスペックを持っているわけでもないためあまりおすすめしません。
余談ですが、見た目は非常にクールなので観賞用としての価値は高いと思います。
Tier7 Lazo(83,000石炭)
いつぞやのイベントの報酬として配られていた艦艇です。
性能としてはツリー艦のショールスとほぼ同じ性能となっております。最大の違いは消耗品”着弾観測機”の違いです。ラゾの着弾観測機の正式名称が「急速発艦着弾観測機」となっていることから分かる通り、動作時間ならびに準備時間が通常の着弾観測機と異なります。ラゾのものは動作時間60秒準備時間10秒となっており、断続的に何回も使用することが出来るものになってます。
それ以外の違いは主砲の装填時間に若干の違いが見られる程度でほとんど変わりません。
Tier7 Duke of York(101,000石炭)
いつぞやのイベントの報酬として配られていた艦艇です。
基本スペックはツリー艦のキングジョージを少し変更したものになります。具体的に上げると
- 装填時間がキングジョージ25秒に対しデュークオブヨーク29.5秒
- 対空火力がキングジョージより高い
- 若干の機動性の違い
- キングジョージは観測機が使え、デュークオブヨークはソナーが使える
基本的にはキングジョージに軍配が上がります。装填時間と着弾観測機の違いは大きく、砲戦能力には明確な差があると言えます。対空火力は誤差レベルですが、ソナーがある点を生かせるかどうかでデュークオブヨークの評価が変わるかと思います。
残念ながらソナーが刺さる場面は少ないです。イギリス戦艦の特徴的にも前に出て弾受けしつつ前線を上げるような戦い方は向いていないです。特段の愛着が無い限りはキングジョージの方が強いと言って良いでしょう。
余談ですが迷彩が多く実装されている艦艇になります。特に北極圏と言う迷彩が美しいのでもし入手された方は是非一度ご覧ください。
Tier7 Flint(168,000石炭)
旧ランク戦にてランク1を3回達成することで獲得できた報酬艦艇です。以前は鋼鉄のみでの交換でしたが、少し前に石炭で交換できるようになりました。元が鋼鉄艦艇だったため、他艦艇よりも要求石炭量が多いです。
性能としてはプレミアム艦艇であるアトランタの性能を変更したものとなります。具体的に上げると
- アトランタが16門に対しフリントは12門
- 装填時間の若干の違い
- 魚雷の性能(主に射程)が違う。アトランタ4.5㎞フリント9.2㎞
- 対空火力はフリントの方が若干高い
- アトランタはレーダーを搭載し、フリントは煙幕を搭載する
対駆逐艦という面で見ればアトランタに軍配が上がりますが、長射程魚雷は煙幕射撃などを考えると火力支援能力はフリントの方が高いように思えます。
アトランタは装甲が薄く撃たれ弱いため島裏射撃が基本戦術となりますが、そこを煙幕でカバーできるフリントは弱点が少ないと言えるでしょう。長射程魚雷も開けた海域向けであり、アトランタとの差別点になると思います。
簡単にまとめれば、島を使った接近戦に強いアトランタと開けた海域での支援射撃に長けたフリントと言ったところでしょうか。Tier7ではレーダー持ちも少ないため煙幕射撃しやすいのもフリントを評価できるポイントかと思います。
余談ですが、ナライ適性はDPMの関係上アトランタに軍配が上がります。
次回に続く
と言った感じでPart1はここまでとなります。Tier8以上の高Tierの話は明日更新するので少々お待ちください。
実際Tier8以上の石炭艦艇の方が(販売停止艦艇も含めれば)多くなりそうな感じなので……ボリュームが違いすぎるのです。。。
Part2はこちら↓