びーびーの記録

主にWoWsについて、自分が書きたいことを書きます。

【WoWS】対空母を意識した対空関係の話(Ver.0.10.2)

しばしば見当違いな話が見受けられるため書き残しておきます。先に結論から上げると、対空母を意識した対空火力で有効な要素は対空防御砲火(DFAA)が使える≧対空砲の射程が長く爆発数が多い≧長・中射程の継続ダメージが高いの3点です。優先順位は各人の評価次第ですが、要素自体は変わらないと思います。

 

 

 

 

 

対空火力に関する仕様の話

 

グローバルwikiを読むだけで終わる話です。これを機会にみんなもグローバルwikiを読もう!今回の内容はグローバルwikiのAnti-Aircraft Fireの項目をベースにしています。

グローバルwiki

https://wiki.wargaming.net/en/World_of_Warships

 

箇条書きでまとめると以下の通りになります。

 

  • 対空砲の口径によって短・中・長射程に分類される。
  • 短・中・長射程の対空砲ごとにダメージが発生する距離が決まっており、それぞれのダメージは重複する。
  • 実際に与える継続ダメージは、港で確認できる各射程の継続ダメージ×命中率 によって算出される。
  • 継続ダメージは艦載機中隊の1機体にダメージが集中する。
  • 爆発は2秒ごとに生成される。
  • 爆発の大きさは口径が大きいほど大きくなる。
  • 港で確認できる爆発数の80%は艦載機正面のエリアに生成される。このとき生成される爆発数は最大6個までであり、残りは別エリアに生成される。
  • セクター強化時の即時ダメージは、現在の艦載機中隊における総HPの割合ダメージが1機体に集中して与えられる。

 

必要な情報は以上の通りとなります。

 

補足は4点です。

 

港に書いてある”継続ダメージ”は信用するな

 

以下の記事で取り扱っております。どのように算出されているか知りたい人はご確認ください。

www.bbstars.work

あの数値が実際に継続ダメージで出ることはないってことだけ覚えておけばOKです。あの数字は見る価値も覚える価値もありません。

 

 

実際に与える継続ダメージ算出の例示

 

対空の鬼たるTier10ウースターを例に挙げてみます。

 

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ウースターの継続ダメージ

 

各射程のダメージ量に命中精度の%を乗算します。

 

今回の場合だと、長距離では 137*0.9≒123、中距離では 434*0.9≒391、短距離では 144*0.85≒122、となります。簡単ですね。

 

 

爆発の生成に関して

 

グローバルwikiの画像が非常に分かりやすいのでそれを使って説明します。

 

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非常に分かりやすい図。

この図のAのエリアに最大6個まで爆発が生成され、残りはBのエリアに生成されることになります。

WoWS Fitting Toolでは、正面に生成される爆発のことをinner exprosion、残りの周りに生成される爆発のことをouter exprosionと表現しております。

 

 

セクター強化時の即時ダメージについて

 

分かりづらい書き方になってしまっていますが、要は敵の残存機数でダメージが変わるということです。

 

例えば1中隊10機で航行中の翔鶴雷撃機に5%の即時ダメージを与えた場合1機のみにHPの5割のダメージが入りますが、これが1中隊6機だった場合は1機のみに3割のダメージとなります。ちなみにこれが空母が攻撃を空撃ちして機数を減らす理由の1つです。

 

 

 

 

対空母を意識した重要な要素

 

前提

 

単艦での艦載機シャットアウトは事実上不可能です。

 

大損害を与えることは可能ですが、だからと言って絶対に攻撃されないということはありません。

 

もしシャットアウトできたとしたら、それは空母側に何らかの不備(スキルやアップグレード等)あるいは操作ミス(爆発に当たったり無意味な対空圏内での航行)があったものと認識しましょう。

 

 

対空防御放火が使える

 

お手軽な対策方法。キーを1つ押すだけで爆発ダメージの超強化&継続ダメージの大幅な底上げとなります。空母視点では爆発に当たるミスが許されなくなり、かつ、対空圏内での航行時における被撃墜機数が増えます。

 

単艦での防空を想定した場合、中長距離の継続ダメージと対空防御砲火の組み合わせでようやく往復されない程度になります。裏を返せば対空防御放火が無いといくら対空が強い船でもバンバン攻撃を通されてしまうということでもあります。

 

一般的に対空が高いと評価を受けているアメリカ巡洋艦やイギリス重巡洋艦が使うと空母にとって明確な脅威となります。

 

 

対空砲の射程が長く爆発数が多い

 

主に艦隊防空の際に威力を発揮します。対空砲の射程が長くなることは艦載機に影響を与える範囲が大きくなることであり、ノーリスクで航行できる場所を減らすことに繋がります。さらに、他艦艇との対空を重ねることも容易になるため、防空がより機能するようになります。

 

爆発数に関しては多ければ多いほど艦載機の行動を制限することが可能です。正面生成数に制限こそあるものの、他艦艇と重ね合わせることで事実上必中の爆発を生成することも不可能ではありません。

 

この項目に最も合致するのがイギリス軽巡洋艦のネプチューンやマイノーターです。彼女らは対空防御砲火こそ持ち合わせませんが、6.9㎞という射程と並以上の爆発数から艦隊防空に多大な貢献をすることが可能です。

 

 

長・中射程の継続ダメージが高い

 

継続ダメージ量が高いことは対空圏内にいるだけで与えらるダメージ量が上がるということであり、往復攻撃等長い間攻撃し続けることを 防ぎます。ボクシングでいうボディブロー的なもの。空母視点ではダメージに晒され続けるほど厳しくなってきます。

 

継続ダメージが高ければ良いというものでもありません。ダメージを与えるエリア、つまり射程が無いことには脅威となりづらいです。イタリア巡洋艦ヴェネチアなどが最たる例です。

 

 

空母にとって脅威になる艦艇

 

各Tierでアメリカ軽巡洋艦とイギリス重巡洋艦は空母に対して強く出られる艦艇でしょう。また、煙幕で比較的安全に対空が出来るイギリス軽巡洋艦も目の上のたんこぶくらいにはなれるでしょう。ソ連巡洋艦はそこそこ脅威になりますがTierによって大きく評価が変わります。

 

日本ドイツイタリアに対空火力を期待してはいけません。ドイツは格下艦載機程度なら撃墜できるかもしれませんが果たして強いと言えるかは疑問ですね。

 

戦艦は単艦で脅威になることは絶対にないので素直に固まりましょう。逆に固まればおいそれと攻撃されない程度には脅威となれます。

 

駆逐艦は非常に限定的ですが、キッド・秋月・フェンヤン・フリースラント・エステルイェートランド・ハランドくらいですかね。秋月は限定的かもしれません。

 

 

実際に空母に対抗する方法

 

最も有効かつ簡単な方法は複数艦艇で固まることです。狙われると思ったら孤立せず、周りの味方と上手く連携して戦うことを心がけましょう。