もはや定番と化したゴールデンウィークでの日本の新規追加艦艇ですが、今回はTier9巡洋艦に鈴谷が登場ということで所感を書いておこうと思います。
まずはじめに、皆さんが気になっていることを書いておこうと思います。
強いです。迷ってるなら買うが吉です。
入手方法はダブロン/現金での購入(36,950ダブロン)かイベントコンテナからのドロップとなります。
どんな艦艇か
中距離での火力支援を主とする砲撃主体の巡洋艦です。航空機は出せません。
戦闘指令やバースト射撃といった目新しい特徴を有した艦艇が次々実装されている昨今においては珍しい、古式ゆかしい戦闘が楽しめる艦艇となっております。

艦艇のベースとしてはTier8最上(155㎜3連装砲搭載型)を踏襲しているため操艦方法は最上のソレとあまり変わりません。では鈴谷を鈴谷たらしめる特徴とはいったいなんなのでしょうか。
最上との差別化点
Tier9になって使えるようになったアップグレード6と修理班、それと主砲装填ブースターによって、長所を伸ばし短所を補ったと言えます。
1つずつ順番に見ていきましょう。
アップグレード6

個人的には装填をおすすめします
地味ながら確実に効果が実感できるものです。主砲改良3を搭載すれば純粋に火力UPとなりますし、射撃管制改良2を搭載すれば日巡の物足りない射程を伸ばすことができます。
修理班

Tier8のため搭載されない最上とは違いTier9では修理班が標準搭載となっているため、より粘り強い戦闘が可能となっています(なぜか準備時間が短く使用回数+1回の優遇仕様)。
主砲装填ブースター

主砲の装填時間を一定時間半分にするシンプルにして強力な消耗品です。これによってチャンスの場面でより多くのダメージを出せるようになる他、敵艦の撃沈までの”あと一押し”が可能となります。
戦術
装甲にこれといった特徴が無くかつHPも少ないため、基本的には撃ち返されづらい状態で発砲しダメージ有利を作っていくこととなります。
注意点は2つ。全門斉射角が悪くAP弾で容易にバイタルを貫通されてしまうため常に防御姿勢を取れる準備をしておくこと、それに伴って敵艦からの射線管理をしっかり行うことです。
また、日本艦艇らしく対空兵装が貧弱で敵航空機に対し成す術がありません。ミニマップを見る際は敵航空機の動きにも注意しましょう。
(参考1)艦長スキルとアップグレード

隠蔽特化で火力に寄せれば間違いはないかと思います。最上と違って隠蔽が悪化(最良10.2㎞)しているので隠蔽スキルは切り辛いです。
また、相手を選ばず火力を出すためにも榴弾用慣性信管(IFHE)の取得はほぼ必須となりますので要求艦長レベルが高くなっております。初心者の方で購入される際はお気を付けください。
(参考2)伊吹や吾妻との比較
役割が被っている他の日本巡洋艦と比べた際の評価をしておこうと思います。航空巡洋艦である筑摩Ⅱや魚雷が強い高梁はタイプが違うと感じましたので、伊吹と吾妻の2隻と比較視野いと思います。
伊吹との比較
火力面では鈴谷に軍配が上がりますが高レベルの艦長を要求されることがネックです。伊吹は隠蔽さえ取っておけば最低限の仕事をこなすことができる分、誰にでも使うことができる柔軟性を持っているとも言えるでしょう。
消耗品の差として潜水艦探知機を持っているかどうかも重要なポイントと言えます。昨今潜水艦は数を増やしているため、潜水艦探知機の有無は戦場に大きな影響を与える可能性があります。
どちらが強いかと聞かれれば自分は迷わず鈴谷と答えますが、伊吹の方が強いという人がいても良い。そんな比較かなと思います。
吾妻との比較
主とする交戦距離に差があるため一概にどっちが強いとは言えません。
鈴谷は12~13㎞くらいが主な交戦距離かと思いますが、吾妻は15~16㎞以遠が交戦距離です。お互いのフィールドが違うため純粋な比較は難しいです。火力では鈴谷に軍配が上がりますが、耐久面や弾の当てやすさなどは吾妻に軍配が上がります。
鈴谷は敵に撃たれないよう隙をみて撃つのに対し、吾妻はある程度撃ち合いを演じることができます。正直好みやプレイスタイルに左右されるくらいの差かなと思います。
さいごに
火力巡洋艦として非常にまとまった性能かと思いますので弱いという人はいないと思います。ただ撃たれ弱いため操艦が甘いとすぐ港送りになってしまうことを鑑みると玄人向けということにしておくのが良いのかなと思います。