質問箱にこのような質問が来ていました。
散布界は、ゲーム内では最大射程での散布界は確認できるものの数値として実感するには情報が乏しいです。余談ですが、シグマ値については何も書いていなかったりと若干隠されたデータになっています。
ということで今回は散布界やシグマ値の確認方法を2通りご紹介致します。
ざっくり調べる ~WG公式Wikiの場合~
WG公式のWikiに情報がしっかりと乗っています。
World of Warships - Global wiki. Wargaming.net
上記URLよりトップページに飛び、”Gunnery&Aiming”のページを開きます。
ページを開くと何やら英語がズラズラ書いてありますが、散布界とはこういうものでこういう感じで決まってます的な内容が英語で書いてあるだけです。
ページを読み進めていくと、今回知りたい散布界の具体的な数値について表にまとまっているところがあるのでそれを確認しましょう。
この表を見ることである程度散布界について理解できると思います。
例えばIJN BBs(日本戦艦)は R(距離)×7.2+84 に対し、American BBs(アメリカ戦艦)は R×10+60 となっています。
これはR(距離)が5㎞であれば日本戦艦の散布界が120mに対し、アメリカ戦艦は110mとなります。Rが20㎞であれば日本戦艦の散布界が228mに対し、アメリカ戦艦は260mとなります。
つまりRの係数が大きい艦艇ほど距離が遠くなるほど散布界が悪化し、定数項の値が小さいほど散布界は距離との関係に近しくなります。
ちなみに、この表の下に各国艦艇・各艦種のシグマ値がまとめられております。
シグマ値は、値が大きければ大きいほど散布界の中心(狙ったところ)に弾がまとまりやすくなります。
たとえば大和のシグマ値は2.1と他国の戦艦よりも頭一つ抜けており、その集弾性能も数字通りに体感できる程度です。しかし、近距離では散布界が他よりも広いためまとまりにくいなどもあります(これが、質問の際に述べていた日本戦艦は中距離以遠でまとまりやすいの話に繋がります)。
散布界の種類 ~垂直散布と水平散布~
実は先ほどまで散布界として出ていた値は”水平散布”と言われ、楕円状の散布界の横の広さだけでした。実際には奥行きを示す”垂直散布”というものもあり、これによって散布界の正しい広さを求めることが出来ます。しかし、この垂直散布については簡単な表でまとまっているものは無いため別途調べる必要があります。
これを調べるには自分で値を計算するか外部サイトを頼るほかありません。自分で計算する方法を自分は分からないため、今回は外部サイトの使い方を説明します。色々ありますが、今回はShipBuilderというものをご紹介します。
ShipBuilderの使い方
ShipBuilderの使い方についてご説明します。
上記URLに飛ぶとトップページに飛びます。そうしたら、知りたい艦艇の名前を選択しましょう。複数選択も可能なため、複数隻の情報を並べたい場合はその分だけ選択してください。
選択出来たら”GO TO CHART PAGE”をクリックしましょう。
そうするとページが変わり、砲弾を選択しろと言われるのでとりあえず全部選択してCOMFIRMをクリックします。
こんな感じで距離ごとの散布界の正しい値がグラフで表示されるので気になったときにでも見てみてください(ちなみに自分はこの手の数学チックな内容には疎いのでこれ以上聞かないでください)。
また、このShipBuilderは艦艇データを見る場合でも役に立つものなのでページ内を色々見てみてみると良いかもしれません(また別で記事にするかも)。
おわりに
こんな細かいところまで知らなくてもゲームは楽しくプレイできます。ちゃんと納得したい方やデータで他人にマウントを取りたい方は細かい部分まで網羅すると良いでしょう。