びーびーの記録

主にWoWsについて、自分が書きたいことを書きます。

【WoWS】空襲が使えるオランダ駆逐艦Trompのお話

ついに実装されたオランダ駆逐艦Trompについて。

 

入手方法

 

専用トークンで交換する形式となっている。専用トークンはダブロンで購入するものであるが、必要数の半分をフリー経験値で購入することも可能である。

 

具体的な費用について。必要トークン数は100、10トークンを3,845ダブロンで購入できる(つまり合計38,450ダブロン必要)。他方、20万フリー経験値で10トークンを購入することも可能(上限は50トークン、つまり100万フリー経験値で50トークンまで入手可能)。

 

フリー経験値に余裕がある人は100万フリー経験値+19,225ダブロンで購入するといいだろう。また、後に石炭での常設になるためそれを待つのもあり。

 

 

基本性能

オランダTier10駆逐艦Tromp(トロンプ)

抗堪性

24,500と駆逐艦の中ではシャーマンに次いで高い。艦長スキル「抗堪専門家」を取得することで28,000まで増やすことができる。

 

 

主砲

150㎜主砲はもはや駆逐艦ではないのでは……

150㎜連装砲を3基6門搭載。弾道弾速は特に問題なく扱いやすい部類である。口径が150㎜と大きいため巡洋艦にも貫通を取りやすいのが特徴。

 

装填時間が5.2秒と遅く、並みの砲駆との撃ち合いは厳しい印象。貫通力や火災発生率は違うものの、島風が同じ門数・同じダメージ量で装填5.7秒であることを考えると分かりやすいだろう。後述の機動性なんかと合わせて普通の撃ち合いは苦手である。

 

 

魚雷

Tier10ではいささかパワー不足か

魚雷発射管を3連装2基6門搭載。片舷には1基3門のみ投射可能である。

 

魚雷の性能は威力が低い以外に欠点は無い。魚雷射程は12㎞とそこそこで雷速・被発見距離のバランスも良く駆逐艦への命中も見込める性能である。

 

他方、投射量が少ない点がネックと言える。装填時間は70秒と早いが1回あたりの投射量が少なく、魚雷の威力の低さも相まって瞬間的な火力は期待できない。

 

 

対空火力

爆撃機には嫌がらせできる程度

長距離対空が無い関係で爆発を生成できない。しかしながら消耗品”対空防御放火”と合わせて直上を通過する艦載機にある程度嫌がらせをすることは可能である。

 

基本的にはお守り程度であり、哨戒戦闘機を撃墜できる程度と考えておくといいだろう。

 

 

空襲

駆逐艦初の空襲搭載

オランダ巡洋艦が使用する空襲を利用可能、本艦の目玉武装である。射程は10㎞と巡洋艦のソレと比べると短く感じるが、隠蔽との距離関係を考えるとこれで十分使いやすい。

 

貫通力が21㎜と低く、駆逐艦及び軽巡洋艦以外は上部構造物のみの貫通となるためダメージはあまり期待できない。大型艦に使用する際は着火用と割り切った方が良い。

 

駆逐艦にピンポイントで当てることは難しいが、当てることができれば4,000~8,000程度のダメージが見込める。

 

 

機動性隠蔽その他

機動性は劣悪の一言

機動性は駆逐艦の中ではワーストレベル。消耗品”緊急エンジン出力”が無い場合、撃ち合いは避けた方が良い。

 

隠蔽は最良で海面発見距離5.9㎞・航空発見距離3㎞と平均的である。

 

発煙装置を使用できない

消耗品は緊急エンジン出力と対空防御放火の2つで、発煙装置を搭載していない。

 

 

強いか弱いか

 

テスト中では緊急エンジン出力も対空防御放火もなかったためそのときの印象で語るのは良くないかもしれないが、ランダム戦ではお世辞にも強いとは言えない性能だと感じた。

 

 

消耗品の少なさと機動性の低さがネック

 

一撃の強い主砲性能と豊富なHPから駆逐艦同士の遭遇戦で負けることは少ない。しかしながら速力が遅い関係で巡洋艦や戦艦の砲撃を回避しづらいためタイマン以外では撃ち負ける印象。発煙装置があればかなり戦いやすい艦艇であったと思うが残念ながら使用することができない。

 

緊急エンジン出力の追加によってここら辺が改善されているはず。

 

 

横やりを入れる性能は高い

 

貫通力の高い主砲や手数の多い魚雷や空襲など、横から手を出すのは得意である。例えば艦載機スポットで見えた駆逐艦を8㎞くらいで撃ち、煙幕を使用したタイミングで籠れないように空襲&魚雷をお見舞いするといった芸は上手い。

 

 

雑感

 

駆逐初心者には間違ってもお勧めできない艦艇である。テストが入るたびにバフが入ったところを見るに相当悲惨だったことが伺え、自身でも戦況を作るパワーがあるとは感じなかった。直前のスーパーバフ(魚雷射程及び空襲射程の延伸ならびに消耗品の変更)によってどうにか体裁を保てたかといったところで操艦難度は高めといっていいだろう。

 

ソロで乗った感覚としては春雲やエルビングなどの「一人で無理はできないけどポテンシャルはあります」系で、そのポテンシャルが空襲という極めて評価が難しいものといったところ。前線から一歩引いたところでそれっぽいことが出来ますといったところで周り頼みな感じが否めない。活躍するためには緊急エンジン出力を生かした砲戦をどれだけ上手くこなせるかにかかっているだろう。