魚雷の当て方(実践編)を書こうとして幾星霜、いまだに形となっておりません。というのも、自分の理論は持っていても実際に相手からどうだったか聞く機会がほとんどないため検証が非常に難しいのです。
そんなわけで、誰もが納得できるような説明は今もこれからも不可能だと諦めました。
今回の記事は現状の自分が何を考えて魚雷を流しているかを書き留めておくメモのような記事となります。まるっと飲み込んでも腑に落ちない点は多々あるかと思いますが、魚雷を当てるためのとっかかりは見つけられるような内容にはしたいと思いますので是非お付き合いください。
過去に似たような記事を投稿しております。2年前の記事ですがそれなりに通用することは書いていると思うのでこちらも合わせて読んで頂ければ幸いです。
それでは妄言を垂れ流していきます。
魚雷は行動予測の答え合わせ
魚雷を流してから敵に届くまでには時間がかかります。そのため魚雷を当てるためにはある程度相手の行動を予測して流さなければなりません。
魚雷が当たるということは行動予測が当たっていたことであり、魚雷が外れるということは行動予測が間違っていたということです。
魚雷の予測線の活用方法
予測線通りに動く艦艇なんていません。もし予測線通りに流しているのであれば今すぐやめましょう。それはただの運ゲーか思考放棄です。
魚雷の予測線は「敵艦の動きの幅の上限/下限を視覚的に分かりやすくするもの」と捉えましょう。各艦艇の転舵所要時間や旋回半径を覚えていれば見る必要すらありません。
相手の立場になって考える
これが一番重要。これを正しく理解しているかで魚雷を制御できているかどうかが決まると思います。
行動予測をする上で敵が今どんな状況にいるかを考えましょう。なぜその位置まで来たのか、今何をしているのか、今後何をしたいのかなど。どういう状況であるか情報を集め推測を立てましょう。
重要なのは必要な情報を漏れなく集めきることです。こちらの艦艇がどれだけ見つかっているのか、主砲の向き、撃たれているかどうかなどは抜けやすいので注意が必要です。漏れがあるとその分予測にズレが生じる可能性が高くなります。
この考えの弱いところは自分のレベルと近しい敵にしか通用しないという点です。
たとえば逼迫していない状況で、発見されている状態の敵巡洋艦が急に転舵して味方戦艦に舷側を晒すような行動は私には予測できません。この考えはランダム戦というよりはランク戦・クラン戦などに向いていると言えます。
特にクラン戦は状況を固定しやすいので魚雷を当てやすいです。
相手を型に嵌めて行動を制限する
自由意思を持った敵の動きを予測することは困難ですが、能動的に状況を与えることで行動を制限することは可能です。つまり相手を手玉に取るということです。
よくあるのは”牽制の魚雷1射線目を回避したところへ本命の魚雷2射線目”でしょうか。ただこれは結果論的な側面が強いと思います。そもそも牽制の1射線目が有効に働いている時点である程度敵の行動を絞れているので、なら1射線で当てろと思ってしまいます。
個人的に簡単で合理的なのは”発砲することで反応を誘う”です。撃ち合いに持ち込むことである程度相手を拘束することが出来ます。撃ち合いの姿勢なんて防御姿勢かそうじゃないかの2つに1つなのでかなり絞り込むことが出来ます。
紹介したもの以外にも占領エリアを利用した釣り出しや煙幕を利用した誤認誘導がありますが、全部紹介しても面白くないので各自で研究してみてください。
ランダム戦で勝ち続けたいのであればこれを極めると良いと思います。
おわりに
書いていて思ったのですが、”こうすれば当たるよ”というより”こういう状況ならここに流せば当たるよ”を実践してきたので抽出して書くことが少ないです。結局は戦闘数こなして経験を積んで感覚を養うしかないのかもしれません。
経験を伝えることの難しさを実感しつつ今回はここまでとします。