久々の艦艇紹介・艦艇解説シリーズです。ドイツ第2駆逐ツリーの頂点であるElbingについて書いていきます。
基本性能
抗堪性
脅威の30,400。駆逐艦の最大HPを更新していきました。
主砲
ツリー全体の特徴ではありますが、特筆すべき点は2つあります。1つは主砲の最大散布界の小ささです。通常の駆逐艦よりもまとまって弾が飛んでいきます。
もうひとつはAP弾です。最大ダメージが高いことはもちろんですが、米重巡と同じ跳弾優遇が与えられており貫通弾が出やすくなっております。
弾速・弾道も良好で、砲駆としては申し分ない主砲性能かと思います。
魚雷
5連装2基10門で雷速50ノットのいわゆる”置き魚雷”になります。威力は平均的ですが装填時間が短く、とりあえずで流せる魚雷になります。
対空火力
思ったより撃墜できない
爆発ダメージは1,750と優秀だが
そもそもの爆発数が心もとない
消耗品”対空防御放火”を使用できるため期待してしまうところですが思ったより撃墜できません。対空発見距離が長いのも△。攻撃機の調整でどうなるかが気になるところです。
Tier8空母相手なら有効に力を発揮できると思います。
機動性・隠蔽・消耗品
最良隠蔽6.7㎞と駆逐艦の中では圧倒的に悪いです。機動性も悪く、船体の大きさも相まって敵弾を回避し続けることは難しいでしょう。
消耗品は煙幕と対空防御砲火の2種類となっています。駆逐艦御用達のエンジンブーストが使えない他、ドイツ駆逐艦なのにソナーを使えない点にも注意が必要です。
基本的な戦術
対巡洋艦・対戦艦にAP弾でダメージを取っていくスタイルになるかと思います。特に戦艦へのダメージ期待値は高く、斉射で約6,000ダメージ出ることもあり非常に強力です。
反面、対駆逐戦闘は貧弱であり非常に厳しいです。自分で発見することは叶わず、HE火力で負け、魚雷に当たりやすい本艦は駆逐艦が天敵となり得るでしょう。
駆逐艦らしい速力と巡洋艦よりは良い隠蔽を生かして味方とのクロスを取れる位置を取り、集中砲火を受けない程度に強力なAP弾を叩きこむのが活躍の流れになります。
知っておきたいこと
地味に硬い装甲
船体の装甲厚は25㎜であり、これはほぼ全ての駆逐艦のHEを弾くことができます(IFHEや長10㎝砲除く)。そのため、いわゆる砲駆との撃ち合いは有利を取れる場合があります。砲駆は船体も大きくAPの貫通弾が取りやすいのも有利が取りやすいポイントです。とはいえ修理班もなくDPMも高くないので積極的に戦闘しに行くのはやめておいた方がいいのは間違いありません。
一方で、巡洋艦のAPが刺さりやすいというデメリットもあります。口径依存のダメージキャップは283㎜以上であり、その口径以下の主砲の貫通弾はダメージが出ますので注意が必要です。(特にソ巡と独巡)
おすすめ艦長スキル&アップグレード
コンセプトは”主砲でよりダメージを取りやすくする”です。射程を伸ばすと16㎞くらいまで撃てるようになります。戦ってて安全な距離は14㎞以遠に感じたので射程伸ばすのは必須かと思います。
隠蔽から巡洋艦にズドンッ!も良いですが、一撃で沈められないと手痛い反撃を貰いますので注意が必要です。幸い砲の貫通力が高いので10㎞以遠でもVP貫通できたりします。
おわりに
駆逐艦と言うよりは巡洋艦と割り切って動いた方が安定します。ハバロを思い出しますがAP運用で機動性が悪いので一概に同じとは言えません。ですが、ソ駆や仏駆のように独特な動きが求められるのは間違いないと思います。