WoWSというゲームはゲーム内で説明されない仕様がいくつも存在します。砲弾の貫通ルールはその最たるものかと思いますので、自分なりに簡単にご説明します。合わせて、弾種選択の話も書ければと思います。数字の話は極力しません。
- はじめに
- HE・AP・SAPってなに?
- 各弾種を撃つ前に知っておきたい艦艇の部位
- HEを撃つ上で押さえておきたい2つのこと
- APを撃つ上で押さえておきたい3つのこと
- SAPを撃つ上で押さえておきたい4つのこと
- おわりに
はじめに
今回取り扱うのはHE(榴弾)・AP(徹甲弾)・SAP(半徹甲弾)になります。
HE・AP・SAPってなに?
HEは着弾した瞬間に爆発する砲弾です。命中した部分の装甲厚のみで貫通判定が行われます。
APは重装甲を貫通するための砲弾です。貫通判定は艦艇の角度と合計装甲厚によって行われます。
SAPは炸薬量の多いAPです。WoWSではHEとAPを足して2で割ったようなモノとなっています。貫通判定は命中した部分の装甲厚と艦艇の角度で行われます。
各弾種を撃つ前に知っておきたい艦艇の部位
艦艇の部位はおおまかに4つに分けられます。艦首・船体・艦尾・上部構造物です。
ざっくりですが、多くの艦艇で前方主砲より前が艦首、後部主砲より後ろが艦尾、前方主砲下から後部主砲下までの部分が船体、煙突とかマストとかのごちゃごちゃした部分が上部構造物になります。
基本的な装甲厚は、上部構造物<艦首・艦尾≦船体となります。
HEを撃つ上で押さえておきたい2つのこと
ズバリ、使用するHEの貫通力と敵艦の装甲厚です。これらは港画面で確認することが出来ます。
これら2点を押さえることで効率的なダメージを狙うことが出来ます。
そんなの覚えられん!って方は上部構造物を狙っておけばOKです。
APを撃つ上で押さえておきたい3つのこと
使用するAPの装甲強制貫通厚・自艦に対する敵艦の角度・敵艦の装甲厚です。港画面では確認できないものもあります、順を追って説明します。敵艦の装甲厚に関してはHEの項で解説したため省略します。
APの装甲強制貫通厚について
港では確認できないステータスですが、角度に関係なく装甲を貫通することができる(跳弾が発生しない)装甲厚が存在します。これを、14.3口径ルールと言います。使用する主砲の口径を14.3で割った際に算出される数値まで角度に関係なく貫通出来ることからこのような名称が付いています。
この14.3口径ルールと敵艦の装甲厚を理解することで、APがどれだけ有効か判断することができます。1つ誤解が無いように申し上げれば、強制貫通≠防郭貫通ということです。
計算が面倒くさい、覚えられない!という方は、上部構造物を狙えば角度に関係なくAPでダメージを出せるということだけ覚えておいてください。
自艦に対する敵艦の角度について
数字の話はしないと申しましたので、画像の角度を見ながら貫通出来るかどうかを紹介します。
SAPを撃つ上で押さえておきたい4つのこと
HEとAPで押さえた全てを網羅する必要があります。つまり、使用するSAPの貫通力と強制貫通厚・時間に対する角度・敵艦の装甲厚です。
強制貫通厚はAPと同じ14.3口径ルールになります。
(補足)効率的なダメージを出すための簡単な撃ち分け方
色々覚えることがあって大変かと思います。今までの説明をすべてぶち壊すようですが、もっと簡単な使い分け方があります。
ズバリ、
縦にはHE、横にはAP、斜めにはSAPです。
もうこれだけで大丈夫です。上級者の中でも貫通ルール知らないって方が稀にいらっしゃいます。とりあえずこれだけ守っておけば問題はないです。HEやSAPがない艦艇はそれぞれAPで代用してください。APがない艦艇はSAPで代用してください。
おわりに
公式の解説シリーズ、How it Worksにて数字を含めた詳しい解説がなされております。今回の解説を読んで、もっと詳しく知りたいと思った方は是非そちらをご視聴ください。
リンク:https://youtu.be/yQcutrneBJQ