ランダム戦だけでなく、ランク戦やクラン戦などでも共通の概念・判断である「戦線の押し退き」について解説します。
ここの判断基準が違うと連携が取れないため、分隊で連携を取った動きを目指している方は必見です。
言葉の解説
押す
英語だとPush(プッシュ)、特に激しく苛烈に行う場合はRush(ラッシュ)とも言います。
敵戦力に対し圧力をかけることであり、特に制圧戦では占領エリアの獲得を最終目的として敵艦艇に攻撃を仕掛けます。
押す=敵艦艇の殲滅 ではありません。
維持
英語だとKeep(キープ)、遅滞・拮抗とも言い換えられます。
彼我の隻数差や地形上の攻めづらさから相手の出方を伺うことを言います。FPSで言う「待ち」であり、エリア占領後の防衛でも同じ表現をされることがあります。
ランダム戦で多くのプレイヤーに足りていない動きの1つであると思います。
退く
英語だとBack(バック)、撤退・戻るとも言い換えられます。
彼我の戦力差等の理由からダメージレースで圧倒的不利を取る場合に、不利を取らない位置まで距離を取ることを言います。
多くの場合において、
退く=戦線を放棄する ではありません。
具体的な判断基準
過去にも言及したかもしれませんが、彼我の隻数、とりわけ戦艦の隻数で考えてください。基本的には戦艦の多い方が有利となります。
合わせて考えるべきこととして、自艦が駆逐艦であれば敵駆逐艦との隠蔽差や敵レーダー艦の有無、巡洋艦や戦艦であれば総合的な隻数差などが挙げられます。空母は全艦種の立場になって有利不利を判断してください。
具体的な行動例(初動)
駆逐艦
・自艦は陽炎、相手はエーランド=隠蔽有利だから強気に占領(Push)
・敵艦にチャパエフがいる=占領開始時にレーダーを使われそうなので占領はしない(Keep or Back)
↓
占領エリア外の場所からエーランドが占領してくるタイミングでスポット出来る場所に位置を取る(Keep寄りのPush)
巡洋艦
・自艦は最上、前方に味方駆逐艦陽炎がいる=スポットを取ってくれそうなので積極的に援護する(Push or Keep)
・敵戦艦が3隻で味方戦艦が2隻=隻数は不利だが大きな不利ではない(Keep or Back)
↓
引き撃ちの姿勢で味方駆逐艦の直掩に徹する(Keep)
戦艦
・自艦は天城、味方駆逐艦はいないが空母が積極的にスポットしてくれる(Push or Keep)
・敵戦艦が2隻で味方戦艦は自艦を含めて2隻(Push or Keep)
・敵駆逐艦がいる(Keep or Back)
↓
空母のスポットでダメージ有利を取っていく(Keep)
空母
敵全体をスポットし、味方の動きと敵の動きを総合的に観察しながら味方がどこで有利を取れるか考えてスポットや攻撃などの支援をする。(Push)
おわりに
押し退きの判断は、最初から神懸かっている人もいれば上手くいかない人もいます。しかし、意識して経験(戦闘数)を積めば誰でも一定レベルには到達することができます。
大事なことは判断の良し悪しではなく、根拠をもって意識的に判断出来ているかどうかです。ミニマップをよく見ながら自分の判断を鍛えていきましょう。
過去記事でもランダム戦の立ち回りについて書いていますので良ければ見ていってください。