一撃必倒の火力を武器に
敵艦を撃ち抜き勝利を掴め!!
今回はヴァマントについて紹介致します。
アメリカ戦艦第2ツリーの頂点に君臨する本艦への理解を深めましょう。
強いか弱いか
ハマれば強い。
ただし、今までに強いと言われてきた戦艦とは異なる方向性の強さである。
基本性能
抗堪性と装甲配置
HP102,800はTier10戦艦の中ではクレムリン・G.K.に続いて3番目に高いです。水雷防御も40%と高く、魚雷に対しても高い耐性があるのが魅力的です。
装甲は舷側38㎜・甲板51㎜と、平均以上の装甲圧を兼ね備えております。
舷側38㎜は軽巡洋艦(152㎜主砲)のIFHE込みのHE弾まで防ぐことが出来るため優秀の一言。特に弾道が低いソ巡のHE弾は通りにくいです。大口径AP弾の強制貫通も無いため、しっかり角度を付ければ弾くことが出来ます。
また、甲板51㎜は多くの重巡洋艦のHE弾やイギリス空母の爆撃機の貫通を防ぐことが出来ます。
上部構造が大きいため狙って弾くことは難しいですが、装甲があるということは覚えておくといいかもしれません。
主砲
457㎜主砲を3連装4基12門使用することが出来ます。これはVer.0.10.0現在では唯一であり、AP弾一斉射の最大火力は戦艦の中でトップです。これは、明確な強みと言えます。
反面、装填時間は40秒と他の戦艦より30%ほど長いです。継続的な撃ち合いでは明確に不利を取ってしまうでしょう。
アメリカ戦艦らしく主砲の精度が非常に高く、専用のアップグレード”射撃管制室改良2”を使うことで、特に手前/奥 の散布界が狭くなり、遠距離でも複数の命中弾が期待できるようになります。
対空
戦艦の中ではトップクラスの対空火力を有しながら、さらに消耗品「対空防御放火」を使用することが出来ます。
特に中距離からのダメージが高く、消耗品を使用すればTier10艦載機であってもタダでは済まさないでしょう。特に直上まで来る急降下爆撃機に対して有効です。
気を付ける点としては、対空火力の多くをエリコンやボフォースといった機関砲に頼っているため、HE弾による損耗が激しいです。気になるようであればアップグレード”副兵装改良1”を付けて耐久性を高めておきましょう。
機動性
最高速度23ノットは同格戦艦の中では圧倒的に遅く、突撃や撤退・陣地転換などには向いておりません。早め早めの移動の判断が必要になります。
推力も65,000馬力と低く、増速/減速 の所要時間も遅い方になります。余談ですが、ソ連大型巡洋艦スターリングラードの推力は280,000馬力あります。巡洋艦とは……
一方で旋回半径が短いため、遠距離砲戦での姿勢制御や魚雷の回避はしやすいです。
隠蔽
最良値で、水上発見距離14.2㎞・航空発見距離12.4㎞となります。同格戦艦の中では劣悪と言って良いでしょう。特に航空発見距離が長いため、思わぬところで隠蔽に入れないこともあります。
強みと弱み
強み
圧倒的主砲斉射火力!!
主砲の項目でも述べた通り、AP弾の斉射火力はトップです。また、その主砲口径の大きさから30㎜の装甲まで強制貫通するため、多くの巡洋艦にとって脅威になります。
門数の多さ・精度の高さから20㎞以遠であっても複数の命中弾を見込むことが出来る点も〇、特に動きの甘い巡洋艦や停止している空母などに破壊的一撃を与えることも十分可能です。
要塞のような水雷防御&対空火力!!
消耗品「対空防御放火」を使えることも相まって、航空攻撃に対して高い耐性を有しております。水雷防御の高さは駆逐艦などの艦載魚雷だけでなく、航空魚雷のダメージに対しても有効に働いてくれます。
弱み
主砲装填時間が長い
装填時間40秒は今まで登場した戦艦の中でワーストであるため、撃ちたいときに撃てない・HE弾への切り替えが間に合わないなどの問題を抱えることになります。
一斉射の重みが他の戦艦の3割増と考えると、撃つタイミングを吟味する必要性があります。
足が遅い
最高速度23ノットは広い戦場・展開の早いマップではどうしてもネックになってしまいます。攻めたいときに追いつけない・退きたいときに間に合わないといった問題を引き起こします。
戦場の流れをある程度掴めないと後手後手に回ってしまいます。
ざっくり戦術解説
甘えた動きを見逃さない
必中・必倒のスナイパー
斉射火力の高さを最大限に評価するとこうなると思います。分隊というよりはソロ向きです。
装填速度も足も遅いとなれば出来ることは1つ、
遠距離から斉射火力を最大化することです。
戦場全体の流れを把握して移動し、舷側を晒すであろう艦艇に狙いを付けて破壊的一撃を振り撒きましょう。
「後ろで芋ってスナイパーしろ」って言うと語弊を含みますが、やっていることはそんな感じです。効果的に立ち回るためにもう少し掘り下げて書いていきます。
エイム
※個人の感覚が多分に含まれています
鵜呑みにしないでください。
上の画像は20㎞くらいの距離で撃った時の主砲散布界のイメージ図です。あくまで体感ですので参考程度まで。とりあえず思いっきり縦につぶした楕円形状に散布するということだけ理解していれば良いと思います。
上記を理解しておけば、縦を向いている艦に主砲を撃つ適性の低さに気付くと思います。特に遠距離の防御姿勢ソ重巡はよっぽどのことが無い限り撃たない方が良いです、そこら辺のサンダラーに任せておきましょう。
横に散るが奥行きはまとまるという散布界から、手前/奥 の偏差を間違えないことが非常に重要になってきます。20㎞地点の艦艇を撃つ場合、手前転舵ならちょっと手前に・奥転舵ならちょっと奥に偏差を取るようにしましょう。
撃つタイミングは距離と相手の姿勢に依存するので一概には言えませんが、20㎞以遠のサンダラーを狙う時は30°くらいから全力転舵に撃つと貫通弾やVPヒットが出やすい印象です。
適性が高い位置取り
MMや艦艇配置によって大きく変わるので一般化は難しいですが、初動に関して言えば、外周が広いマップは外周・外周が狭いマップは3-4 or 6-7ラインの近い方とかだと思います。迷ったら外周に行けの精神で大丈夫です。
敵艦との間合いは近くても敵戦艦と18㎞、常に水上発見から逃れられることを意識するべきかと思います。
鈍足かつ図体が大きいため、隠蔽に入れない状態でフォーカスされるとかなり厳しいです。航空発見はしょうがない部分があるため、敵の射線数を減らす努力をしましょう。相手に「沈めるのは難しいけど鬱陶しいな」と思わせるような位置取り・HP管理を目指しましょう。
戦術3行まとめ
・迷ったら鈍足でも外周に位置取りしよう
・縦向いている敵艦に撃つべきではない
・散布界を理解して適切なエイムを心がけよう
(参考)おすすめアップグレード&艦長スキル
自分が現在使っている構成を貼っておきます。
普通とは少し異質かもしれません、参考までに。
おわりに
足も装填も遅いですが、それに見合った火力があります。
まだまだ効果的な立ち回りがあると思うので是非研究して頂ければと思います。