空母、それは戦場を支配する艦種。
WoWSにおいては登場以来批判の絶えない艦種です。バランス調整が難しく、刷新後においても削除を唱えるプレイヤーは少なくありません。しかし、空母は今日まで存在し続けています。
さて、今回はそんな空母を上手くなるためにはどうしたらいいか、具体的な方法や考え方を書いていきたいと思います。
特にこれから空母に乗るという方に是非目を通して頂きたいと思っております。
※この方法を実践したとしても必ず上手くなるという保証は致しません。また、自分は特別空母が上手いわけではございません。そのあたりをご了承の上、読み進めて頂ければと思います。
はじめに
最初に申し上げた通り、空母は多くのプレイヤーから嫌われた存在です。そのため、プレイ中に謂れのない暴言を送られることが多々あります。そういったチャットを涼しい顔でスルー出来る気持ちが無いと、空母に乗り続けることは厳しいかもしれません。
Tier4篇~空母の操作感に慣れよう~
まず、空母を始める上で自分の好きな国家を選びましょう。各国家の特性は技術ツリーより確認することが出来ます。
決められないという方は米空母をお勧めします。理由は最もクセが無く、扱いやすいためです。
さて、Tier4では勝率や戦術論は何も考えず、とにかく空母という艦種に慣れることだけを考えてください。艦載機視点での操作、航空攻撃の挙動、自動航行の引き方など、今まで乗ってきた艦種とは大きく異なるはずです。
「空母ってこんな感じか」というのを知るとともに、他艦種とはどこか違う操作感に何となくで良いので慣れてください。
Tier6篇~空母操作の慣熟と優先順位の付け方を考える~
空母がどういうものか何となく慣れましたでしょうか。ここからはその”何となく”な操作を正しく形にするとともに、空母をプレイする上で重要な「優先順位の付け方」を考えられるように訓練します。
シナリオで空母操作の慣熟を図ろう
ここで言う”空母の操作”というのは、
「攻撃機・雷撃機・爆撃機をきれいに当てられるようになること」を指します。
他艦種でいうところのエイム練習と考えて頂ければ良いと思います。まずはbot相手にしっかりと当てられるように攻撃の通し方を反復練習してください。
botは単調な動きしかしないため、練習すれば確実に当てられるようになります。ここを頑張れるかどうかで後々空母でやっていけるかどうかが決まりますので絶対に外さないようにしましょう。
シナリオでトップスコアを出すことを目指す
シナリオでは操作の慣熟を図ることに加え、スコアトップを取れるように考えて動くようにしましょう。
スコアトップを取るためにどうすれば良いか。提示されたタスクをクリアし、より多くの敵艦艇にダメージを与え撃沈することが求められます。
どのように航空攻撃を行うか、火災や浸水によるスリップダメージで効率の良いダメージの出し方を狙ってみたり、母艦の位置を前に出して効率を上げてみたり、そもそも味方にダメージを出させないよう攻撃する場所を変えてみたり。
自分がスコアトップになるための手順を構築し、その上でどのように行動するか状況に合わせて優先順位を付けて行動するように心がけてみてください。
色々と工夫出来ることがあると思いますので、しっかり考えてプレイしてみてください。
目安として、スコアトップを6割以上取れるようになれば良いと思います。
ランダム戦での勝ち方を模索する
さて、シナリオでの訓練によって、そこまで頭のリソースを割くことなく攻撃できるようになったのではないでしょうか。また、攻撃対象の優先順位付けや効率の良い攻撃方法が頭に浮かぶようになってきたのではないでしょうか。
そういった下地を準備して、初めてランダム戦で”勝つこと”を意識してプレイすることが出来ます。勝ち方を模索する、とは言いましたが、そこまで選択肢が多いわけではありません。
すなわち、
スポット・防空・攻撃の3種類を
より有効である場所に送り込むこと。
これを迅速かつ正確に行うことが勝利のカギとなります。試合ごとに各行動(スポット・防空・攻撃)の優先順位をしっかりと考えて艦載機を送り込むようにしましょう。
各行動に関する基本的な考え方は過去記事を参照してください。
Tier8篇~パターンの発見と空母の適性~
さて、ここまで来る過程で何となく勝敗のパターンのようなものが見えてくるのではないでしょうか。
たとえば初動で敵駆逐艦を倒して占領ポイントで早期決着であったり、敵艦を撃沈していって押し込んで決着であったり。防空するため敵艦載機に振り回されているうちに負けてしまったり、前に出すぎて母艦が初動で撃沈されたり。
色々なパターンがあったと思います。その中で自分が最も勝っているパターンと最も負けているパターンを取り上げましょう。そして、勝っているパターンを大事にしつつ負けているパターンの分析と対策をしましょう。
負けの原因として、たとえば火力不足やスポット不足などが挙げられると思います。
空母は戦場全体に影響を及ぼすため原因の特定が非常に難しいですが、リプレイのミニマップとにらめっこすることである程度見えてくるものがあると思います。
また、取り上げた勝ち負けの原因が空母の性能の限界であることもあります。例えば英空母は他国空母に比べ大型艦に対してのダメージ量が少なく、独空母はダメージの安定性が低いです。
そういった原因も視野に入れつつ、時には乗る空母を変えてみたりして自分に合った空母・プレイスタイルを見つけましょう。
Tier10篇~腕試し!~
Tier10では今まで学んだことの総力戦になります。最高レベルでの戦闘になりますので、多少のミスが命取りとなります。一方で与える影響力も大きくなっているため、自分のプレイの良し悪しを見極めるいい戦場かと思います。
また、ここまで来ると上手いプレイヤーが言っている技術的なテクニックも理解できるようになっているはずです。上手いプレイヤーを参考にプレイに磨きをかけていきましょう。
まとめ
さて、上手くなるための練習方法として各Tier毎に述べてきました。
その中で最も大切なのはTier6です。
Tier6の段階でしっかりと攻撃を当てられるようにすること、そして、各行動の判断を付けられるようになることが空母に乗る上で最も大切なことです。
特に判断力は一朝一夕では身につくものではないため、早いうちから考える癖をつけるようにしましょう。AでBするからCになる、DすることでEになる、どっちが良いかはF次第……みたいな思考を試合中常に考えられるようになれば満点だと思います。
さいごに
空母に乗れるようになると他艦種での空母に対する対応も自然と変わってきます。
空母を上手に乗れるようになることが、他艦種での技術向上につながっております。
この記事が空母を上手に扱えるようになるための一助になることを祈っております。