まずはじめに、KotS運営・審判やストリーマー・参加選手の方々、大変お疲れ様でした。多くの素晴らしい試合を見させて頂き、やはりこのゲームは奥が深いなと感じると共に、自分も一層の精進を目指そうと改めて思いました。本当にありがとうございました。
さて、KotSを視聴して「チーム戦って面白い!」と感じた方が少なからずいらっしゃったと思います。その中には、「自分もこんなゲームをしてみたい」と思う方もいらっしゃったと思います。
今回の記事は、そんなチーム戦に興味を持った方々に向けてのチーム戦実践マニュアルになります。もちろんクラン戦や普段の分隊でも実践できる内容となっておりますので、是非活用して頂ければと思います。
チーム戦で最も大切なこと
情報の共有と伝達
これに尽きます。しっかりとした伝達が行われることで、チームとして100%の力を発揮することが出来ます。
逆にこれをなおざりにしてしまうと、いくら強いプレイヤーが揃っていたとしても戦績は頭打ちになってしまいます。
ここからはチームの一員として伝えるべきこと、ならびに、指揮官としてチームに伝えるべきことをそれぞれまとめていきます。
自分から周りに伝えること
①敵状の報告
見た通りをそのまま伝えましょう。変化があればその都度伝えるようにしましょう。
例1:A方面は蔵王と大和が来てる。煙幕が見えたから駆逐艦もいると思う。
例2:A方面の島風のヘルスがあと半分くらい。
例3:無線(RPF)が外周に向いてるから、外周になんかいる。
②火災浸水の報告と応急工作班の使用有無
敵艦に効率的にダメージを与える上で必須の情報になります。敵艦の撃沈にも繋がりますので必ず伝えましょう。
例1:デモインに火災1。
例2:モンタナに魚雷が1本浸水1。
例3:ウースターに火災1……火災直した!
③自艦の状況報告
自艦がどのような状況にあるのか伝えましょう。特にヘルスの報告は必ずするようにしましょう。
例1:ヘルス残り半分切ったから無理できない。
例2:今ヒンデンと撃ち合っている。
例3:レーダー再使用まで残り1分。
例4:ソナーがあと30秒で終わるからそれ以降は魚雷気を付けて。
指揮官がチームに伝えること
①戦略(タクティクス)の伝達
戦略を練っている場合において、試合前に必ず確認しなければならないことです。チームとしてどのように動くのかの確認が出来ていなければ連携もへったくれもありません。
②各方面の状況確認
各方面から積極的に報告が入ってくれば必要ありませんが、指揮官から確認することで必要な情報がすぐに確認できます。
例1:A方面の敵のヘルスどう?
例2:A方面できつそうな人いる?
例3:A方面に敵駆逐艦来てそう?レーダー艦とか来てそう?
③フォーカス指示
隙が少ないチーム戦では1回の会敵でなるべく有利なヘルス交換をしたいところです。そのためにも油断している敵艦1隻に対して戦力を集中させ多くのダメージを与えるべきです。
フォーカス指示対象の基準は自艦隊方向に艦首が向いている艦艇で戦線が高い艦艇、もしくはヘルスが少ない艦艇です。また、駆逐艦やレーダー艦など戦局に大きく関与している艦艇も積極的なフォーカス対象になります。
④進軍・撤退の指示
用意してあった戦略と各方面からの情報を加味し、どの方面から進軍するか、または撤退をするかを考え指示を出します。
隻数差やヘルス差、敵味方の布陣やマップ特性など色々な情報が入り乱れ判断は熾烈を極めます。
指揮官の状況判断能力が問われる場面の1つになりますので責任重大です。
さいごに
ポジティブな発言は味方の指揮を上げ、ネガティブな発言は味方の指揮を下げます。
バイタルを抜いたり魚雷が当たったときに一言「ナイス!」というだけでも変わってきます。逆にイライラした発言が味方に伝播し動揺を誘うこともあります。
どのような状況に直面しようとも各人が冷静に判断し行動するようにしましょう。