駆逐艦に乗っているとき、占領中に流れてきた不意の魚雷で破壊的一撃を献上してしまう・・・そんな苦い経験をしたことがある人は少なくないと思います。
今回はそんな苦い経験を少しでも減らせるような立ち回りをご紹介いたします。
はじめに、艦長スキル“無線方向探知”について
最初に申し上げますが、無線方向探知のスキルを習得をしていて敵艦の魚雷をもらうことは警戒が甘いと言わざるを得ません。艦艇の機動性の良し悪しなど、しょうがない場面も多々ありますが、それに甘えていてはいつまでも上達しません。大いに反省しましょう。
さて、無線方向探知はとても便利なスキルです。多くの場合、最前線は駆逐艦が張っている＝敵駆逐艦のいる方向が分かります。つまり、魚雷が流れてくる方向が分かるということです。また、敵駆逐艦に魚雷を投げようと思ったときに一定の目安ができます。それ以外のメリットもありますが、ここでは主題と逸れるため割愛します。
このメリットですが、裏を返せば敵に警戒を強められる可能性が高いとも言えます。無線方向探知を受けているということは、相手は魚雷をある程度正確な位置に流せるということです。当然警戒されます。同じく無線方向探知を習得している敵であれば、その方向からの魚雷に対して警戒を厳にすることでしょう。意識の外からの魚雷を狙おうと考えた場合、これは大きなデメリットであると言えます。
それでも、無線方向探知は駆逐艦にとって必須と言えるスキルです。取得する余裕があれば必ず取っておきましょう。攻防一体のスキルであるので有用性は高いです。
敵艦の行動予測に自信があれば不要なスキルとも言えますが、ある方が断然”楽”です。
（艦長スキル改定前はこれを当たり前のようにやっていたと考えると恐ろしい）
魚雷が流れてくるタイミングについて
自分が魚雷を投げようと思うタイミングを考えると予想しやすいかと思います。特に駆逐艦に投げようと思うタイミングは限られているかと思います。
また、敵駆逐艦の大体の魚雷装填時間を覚えておくと、1射目の流れ始めてくるタイミングと2射目がいつから来るかの予測が立てられます。これは、どのタイミングで警戒レベルを上げるかの調節に使えます。終始警戒してると疲れるのと、強気に行きたいときに行けなくなってしまうからです。
以下、自分が敵駆逐艦に魚雷を流そうと思う状況です。その他、思いつく場面があれば各人で補強して頂ければと思います。
・占領戦での踏みあいをしているとき
・レーダー圏が形成されており、自身で積極的にスポットができないとき
・無線探知の方向がしばらく変わらないとき
・流す相手が他にいないとき
魚雷警戒の態勢とは
魚雷に対しての警戒態勢について一言で説明するならば、「魚雷の面制圧に対して点になれ」です。
具体的に説明すれば、魚雷が流れてくる方向（無線方向探知の向いている方向）に対して艦首or艦尾を向けておくことになります。
魚雷は距離が離れるほど拡散していくことから、魚雷を発見してから離れることがしやすいので艦首より艦尾を向けることがより良いと言えます。また、舵を切った状態で避けようとすると戻すのに時間がかかり間に合わないということがあるので、舵は戻しておくことが最適解です。
推力に関しては、0ノット以上にしておくことが理想だと言えますが、踏みあいをしていてバックで詰めることも多いと思いますので、その時はなるべく0ノットに近い状態を維持しながら詰めましょう。（backと1/4を交互に操作し、ー1~ー5ノットを維持するように、イギリス駆逐艦はマイナスからの加速が遅いため、特に気を付けましょう。）
（ソナーがあるのに当たる奴なんていない）
状況によりけりですが、自身の艦艇の性能と相談しつつ上記の状態に近づけることで相当数の魚雷事故を減らすことが可能です。
断言しますが、魚雷を踏むときは必ずどれかを怠っています。
（参考）駆逐艦に魚雷を当てようと考える
駆逐艦に当たる魚雷、いわゆる”神魚雷”ですが、これを狙うのは至難の業です。理論上は先に述べた警戒態勢の隙を付けば当たると言えます。敵は警戒を簡単に解いてはくれません。どうやって警戒を解かせるか考えるのは非常に大切だと思います。ちなみに自分はまだ構築できていません。誰か分かったら教えてください。
しかし、違う方法で簡単に魚雷を当てられるタイミングがあります。それは攻撃のタイミングの隙、つまり敵駆逐艦が魚雷を流すタイミングです。魚雷はどこぞのドイツ駆逐艦を除けば必ず舷側を晒すことになります。そのタイミングで魚雷を流せれば高確率で当たります。是非、狙ってみてください。魚雷装填の早い駆逐艦で狙うとそこそこ当たります。
おわりに
残念ながら魚雷に当たるときは当たります。しかし、当たる原因は確実に存在します。その反省をどう生かすかで被雷率が変わると思います。
